中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第729回
株価は割高水準だが

唐啓立・主席は今後数年間は事業拡大が続き
売上げの伸び率では
年間100%程度の伸びを示していく予想だと発言しています。
また配当金に関しては純利益に対して
20%程度を出していく予定であると発言しました。

現在は香港とマカオでの出版が主でしたが、
今後は中国本土に進出していくことで収益拡大を狙っているのが
ジェイド(玉皇朝)の企業計画です。
中国国内ではアニメの1日当たりの平均視聴時間が0.001秒と
アニメ番組の供給量が絶対的に少ないのが現状ですから
同社にとっては事業進取していくには大きなチャンスです。
ですが株価から見ますと、

3月16日の株価:0.660香港ドル
3月16日のPER:41.51倍
配当利回り:----

PERでは41.51倍と低い数字です。
株価には割高感があります。
投資を考えるのは慎重にした方がいいでしょう。

昨年12月にIR活動で来日した企業で
博智国際薬業(ブロード・インターナショナル、コード:1149)が
あります。
「中国株で財産をつくろう」でも
第660回から4回続けて博智国際薬業の記事を書いています。

3月16日の株価:0.420香港ドル
3月16日のPER:2.48倍
配当利回り:-----

博智国際薬業のPERは2.48倍と非常に高い水準です。
ジェイドのPERは倍41.51と低い数字です。
PERだけを比べたなら博智国際薬業の株価に割安感があります。
また博智国際薬業の2005年12月時点の同社株価は
0.30香港ドルでしたので
12月より40%程度値上がりしています。
それでもPERで2倍台なのですから同社株には割安感があります。
ですが製薬事業、ヘルスケア・バイオテクノロジー事業は
将来伸びていけるかどうか
まだ検討がつかない企業が多くあります。
同社株に対してPERが高い理由がわかります。

ジェイドは収益の伸びでも
中国本土で出版の開拓次第では
大きく業績が伸びていく可能性が大きい企業です。
PERでは低いですが人気があるために
その分株価が高くなってきています。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年3月22日(水)

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