中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第727回
玉皇朝集団ミーティングから

今年に入り香港上場の
玉皇朝集団有限公司(ジェイドダイナスティ、コード:0970)
唐啓立・主席、温紹倫・副主席、
他の方が日本にIR(広報)活動できましたのでお会いして
ミーティングに参加しています。

玉皇朝集団(ジェイド)は
香港漫画界のカリスマ的存在である
黄玉朗(トニー・ウォン)氏が創設した企業で
コミックス事業、ライセンス事業、
アニメーション事業を行っており
香港市場でのコミックス事業は50%のシェアを占めています。
(黄玉朗氏は発行済み株式数の41.05%を所有)

・香港三大出版社
出版社 出版物 予想市場シェアー
玉皇朝集団 週間で7冊 50%
天下出版社 隔週で2冊
週間で2冊
20%
海洋創作 週間で2冊 10%

オンラインコンテンツも強化し
自社サイト「King Comics Com」で漫画やアニメを配信しており、
2005年末での掲載漫画本数は120本以上で
アニメコンテンツは2万3500分にも及んでいます。

2005年には中国最大の盛大互動娯楽有限公司と
オンライン出版パートナーシップを締結、
また富士通と三井が出資する通力公司と
オンライン出版パートナーシップを締結しています。
購読プラットフォームは盛大DigiBook、
および4.500オンライン有料会員で
盛大DigiBookは2005年7月より試行開始しており、
2005年10月から漫画1冊につき
0.5元で盛大DigiBookの有料会員に提供しており
現時点でのオンライン有料会員は4500万人となっています。

ジェイドは日本や米国の漫画も販売を手がけており
今後も日本の人気漫画を積極的に販売していく予定で、
日本の漫画はクオリティが高く
日本で売れている漫画は香港でも必ず売れると確信しています。
(香港やマカオでの販売)
出版の市場では海賊版問題が
いままで売り上げに対して大きな収益減少をもたらしてきました。
ジェイドはコミックスに対してカラー印刷を行い
ビニールでおおったコミックスにおまけをつけて
高付加価値サービスを行い
海賊版との差別化を行っています。
また本の販売額に対しても適正価格にしていくことで
海賊版との差別化に成功し、
香港では現在ほぼ海賊版は根絶している状態となっています。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年3月20日(月)

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