中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第720回
上海錦江国際酒店発展の2005年本決算より

上海でホテルおよび外食でも大手企業の
上海錦江国際酒店発展(ジンジャンホテル コード:900934)
が2005年12月本決算を発表しています。

・上海錦江国際酒店発展の2005年12月本決算から
売上高 --- 9億245万9805元 前年比 4.5%増
純利益 --- 1億9263万4878元 前年比 32.6%増
EPS --- 0.319元(前年は0.241元)
配当 --- 0.25元

上海錦江国際酒店発展は
B株企業の錦江(集団)と上海新亜(集団)が統合を行い
国内大手の旅行会社とホテルは
5ツ星ホテルなどを含め直接に84のホテルを運営している企業で、
外食事業では
ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)、吉野家等と提携し
上海では売り上げトップとなっています。

上海錦江国際酒店発展は
非流通株の流通化(股権分置)改革プランが株主総会で可決され
A株株主の保有株10株に対し
非流通株株主が3.1株の対価を支払うことで合意がされ、
A株は2006年1月23日から売買取引を再開しています。
またB株株主には支払いがありません。

上海錦江国際酒店発展の業績は
傘下ホテルの収益向上、ホテル管理の新規事業が加わった事、
および貿易業務、外食事業が伸びたため
純利益が高い伸びとなりました。

・業績推移
純利益(百万人民元)前年同期比(%)EPS・配当(人民元)
2005年12月 2004年12月 2003年12月
売上高 902.46 863.70 796.92
前年同期比 +4.5% +8.4% -4.5%
純利益 192.63 145.23 39.25
前年同期比 +32.6% +270.0% -35.7%
EPS 0.319 0.241 0.065
配当 0.250 0.160 0.060

2003年はSARS(重症急性呼吸器症候群)の影響で
旅行業やホテル、観光部門は低迷したために収益が落ち込み
利益でも減収となっていましたが
その後は順調に回復してきています。
2006年度もSARSのような事件が起きない限りは
業績は順調に伸びていくでしょう。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


←前回記事へ

2006年3月9日(木)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ