中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第719回
ウーマート・ストアーズの2005年12月本決算より

北京の最大大手小売チェーンの
ウーマート・ストアーズ(北京物美、コード:8277)
の2005年12月本決算からです。

売上高 --- 39億1900万元 前年比 50.9%増
純利益 --- 1億6500万元 前年比 52.4%増
EPS --- 0.58元
配当 --- 0.18元

同社の業績は順調に伸びています。
ウーマート・ストアーズは
店舗数拡大で大きく業績を拡大してきました。
拡大することにより
海外の外資系大手小売チェーンの仏カルフールや
米ウォルマートなどに対抗していきます。
小売チェーンでは今後も競争激化が予想されている業種です。
今回50%強の増収増益になったのは
既存店売上高増加、店舗の拡大が要因となっています。

ただ株価はこのところ大きく上昇してきています。
2005年11月近辺の株価は15香港ドル程度でしたが
今年の2月に入り20香港ドルを超え
現在は25香港ドル近辺で動いています。

同社は2005年9月1日に一株を四株に分割すると発表しました。
現在ウーマート・ストアーズの額面価格1香港ドルですが
額面価格を0.25香港ドルにする予定でした。
ですがウーマート・ストアーズは11月16日に
1対4の株式分割を延期すると発表しました。
具体的時期についてはまだ発表はありません。

今年2月に入りウーマート・ストアーズは
1株あたりの価格、20.65〜22.00香港ドルで
新株として2110万株を割当発行し
4億3600万〜4億6400万香港ドルを調達し
事業拡張資金に充てていくと発表しました。

今回の株価上昇では新株発行に対しての期待で
株価がこの2ヶ月上がってきています。

3月6日の株価は25.60香港ドルですが、
PERでは45.71倍、配当利回りでも0.68%と低い数字です。

PER(一株利益)や配当利回りで
株価を見ていける企業ではありません。
ですが株価は高い水準です。
同社は北京を基盤に将来的に伸びていける企業です。
将来伸びていける企業はPERが低くても
投資を検討することができます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年3月8日(水)

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