中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第712回
伸びていける企業を選択する

「目の不自由な人は生きて行くために三味線を習う」
の部分で
どのように変化していこうとしているのかを
見極めることが必要です。
まずは目先どのように伸びていける業種があるのか、
その企業に投資して利益を出したなら
次のステップとして
「三味線引きが増えると猫の皮が必要になる」
を、考えていけるようになります。

投資していく企業に関しては
伸びていける企業での順番がありますから
それに沿って投資をしていくことです。

ですが諺の中身でも最初からわかっていることもあります。
「風が吹けば桶屋が儲かる」の中身の順番では
次に
「風が吹くと、埃が舞い上がる」云々と続きますが、
最後には
「桶がなくなっていったなら桶が売れて桶屋が儲かる」
の結論になるまで
いっきに飛ばして中国株投資でも結果がわかることもあります。
それは中国経済の発展と成長時期での終焉です。

どの国でもそうですが、
大きく経済が伸びているときには
光に当たった部分の業種では企業も業績を伸ばしていけます。
ですがある程度国の成長が伸びきると
それ以上大きく成長していける業種は限られてきます。

日本でしたら発展途上国から先進国になり
バブルを向かえて経済が停滞して終焉しました。
バブル時期だったとしても
日本の経済がまだ高度成長をしていた時期でしたら
これほど長引くことはなかったでしょう。
銀行が不動産業に多くのお金を貸し付けたとしても
他の業種が伸びていったのなら
お金は回ってまた不動産に還流して
調整はありながらも経済は伸び続けた可能性があります。

中国が成長し続ける間は
「風が吹けば桶屋が儲かる」
という最後の部分までと、読み取ることができます。

中国株式投資では
「風が吹くと、埃が舞い上がる」
から
「埃が人の目に入れば眼病が流行って目の不自由な人が増える」
といった時点での投資ですので、
まずはどの企業が今後伸びていけるかを
判断して投資できる企業を決めていけばいいでしょう。

業種では引き続きインフラ関連、不動産関連、
今後上場してくる三大大型国有銀行や
業種でも発展できるトップ企業、
他の企業が進出しにくいような有望業種への企業が
候補に上ってきます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年2月27日(月)

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