中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第711回
現段階の諺

中国に大量の投機資金がはいってくるようになるのは
まだ先のことで
為替でも現在のバスケット制から
元兌換時期に移行してからでしょうが。
その前に中国の通貨が大きく上昇していくようなら
中国の為替市場へも投機資金が入ってくるようになるでしょう。

またアメリカの金利が高くなっている
現在中国の為替に対して投機資金が入ってくるより
アメリカなどの高い金利の国に
資金は流れていますので
中国政府としても為替管理でも
そう神経質にはなってきてはいませんが、
アメリカの金利が下がっていくようでしたら
中国の為替に対しても投機資金が入ってくるようになるでしょうから
また中国政府は大きな資金を投じて
為替に介入してくることだって考えられます。

中国政府は激しい元の切り上げは望んでおらず
長期にわたって少しずつ上がっていくことを臨んでいて、
中国企業が世界の市場に進出しても
対等に競争できるまで時間をかせぎたいと思っています。

これは為替の面から見た一つの見方ですが、
他にもいろいろな面から
中国の経済から発展していける
企業への将来性を考えていく必要があります。
為替とは関係なく中国では国民所得が増えていっていますので
まず不動産関連業種は中国国内では伸びていくでしょう。
小売業、保険関連企業も同じように伸びていきます。

海外の企業も伸びていく業種には投資してきますので、
ますます中国国内でも競争が激化していきます。
業種の中でも伸びていける企業と
そうでない企業が分かれていきますので
伸びていける企業への投資が基本となります。

現段階ではこの部分が諺で見れば、
「目の不自由な人は生きて行くために三味線を習う」
の部分です。

その後に続いていくのが、
「三味線引きが増えると猫の皮が必要になる」
「猫が減って鼠が増える」
「鼠が桶を齧」
「桶がなくなっていったなら桶が売れて桶屋が儲かる」
と、いうところまで続いていきますが、
最後の
「桶がなくなっていったなら桶が売れて桶屋が儲かる」
まで読み切れたら
今後何十年という中国株投資でも
投資の見込みができますので
それにそって投資していけばいいだけです。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年2月24日(金)

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