中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第696回
投機マネー

今現在世界で投機資金として流れている投機マネーは
200兆円とも言われています。
為替相場でも2005年日本円が変動するに従い
投機マネーを動かしているヘッジフアンドが
為替でどのように利益を出していけるかは
円が上がっていくか下がっていくかを予想しないといけません。

アメリカのヘッジファンドや香港のヘッジファンドは
積極的に攻撃を仕掛けて先を読んでいくという投機の仕方です。
それに比べて日本の銀行などは
ほかのファンドがどう動いていくかに神経を集中させ
その動きに合わせて利益を追求していく
という売買の仕方が多くなっています。
安全性を重要視して動いているのが
為替相場での日本の投資の仕方です。
ここではもし失敗したとしても
誰もその失敗からは批判を受けません。
全部ではありませんが日本は後追いをしている感が否めません。

東京証券所のシステム障害で
1日の出来高が450万件から500万件まで売買が可能になりましたが
その中身は残念ながらお粗末なものです。
取引高が急増したのは
ライブドア株の売買高が予想以上に増えたために
システムがダウンする可能性が出たためだと
東証は発表していますが
その備えができていなかったのが原因ですから
あまりにもお粗末な内容です。

ではアメリカはどうかといえば、
アメリカの取引所の取引処理能力は
1時間に4000万件が可能だといわれており
日本の1日の取引量に対して1時間で8倍の取引が可能です。
日本の証券会社の取引量が世界第二位といわれてはいますが、
実際はアメリカから見れば
ローカルマーケットとして見られているのにも
納得がいくような事態です。

少なくとも1日の売買に対しての数では
日本は最低でもいまの10倍以上になっていって
はじめて釣り合いが取れる状況です。
この数量の違いだけでも
残念ながら日本の証券市場は改革していかないといけないでしょう。

上海の取引市場には何回か伺っていますが
中国本土の出来高に対する処理能力は
はっきりとはわかりませんが
全部がコンピューターで自動化されています。
万が一何らかの取引で支障が出たときには
証券会社が取引できるように
取引市場にブースが設けられているだけです。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年2月3日(金)

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