第697回
長期で為替を見ていく
2005年後半に中国建設銀行が上場しましたが
今後は中国の元に対しても
アメリカのファンドは利益を追求できる通貨として
意識をし始めています。
日本はただその状況がどうなるかを
見守っている姿勢が強いようにも見えますが。
ですがそれだけでは何も解決できません。
そこから生まれる投資のチャンスを世界は狙って動いています。
それに対して日本の銀行および投機資金は
後追いをしていくだけにとどまる可能性が大きいでしょう。
では中国株式市場において
為替でも利益を出していけないかというと全くないとはいえません。
投資していく企業の株価も大事ですが、
為替でも円高になったときに購入していけば
安く中国株を購入できます。
ですが、投資したい企業の株価が安くなっているときに
為替でも円高になっていくまで待って購入したほうがいいかといえば
そうはいえません。
1995年代のように日本円がアメリカドルに対して
1ドルが79円まで円高が続いていくようでしたら
為替でも魅力がありますが、そこまでの円高は考えられません。
ですので少しの円安ドル高になったとしても
そのことを無視し、
投資したい企業の株価が安かったら
購入していくほうがいいでしょう。
大事なのは為替で利益を上げることよりも
投資した企業の成長率が大きいならば
そちらを中心に考えて投資していくことです。
中国の通貨は長期では上がっていきます。
長期で為替変動を見たなら
いまが為替でも安かった時期だ
ということになっていくでしょう。
元は長期で見れば値上がりしていくでしょうから
為替でも利益を膨らませていけるのです。
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