中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第695回
頭の中で絵を書く

投資できる国の株式市場を考えるときには
その国の経済が発展できるのか、
将来投資していく国の企業はどう成長していけるのかを
頭の中で予想できなければいけません。
家を購入する、車を買う、旅行費を貯める、などでは
頭の中で収入の中からどのくらいの返済能力があるかどうか、
貯めていけるかがはっきり読めてから実践しています。

投資する各国の株式市場だってそうです。
中国株式市場でしたら
1990年代からGDP伸び率で10%前後で成長している国です。
また国民所得も大きく上がってきています。
日本は1990年のバブル崩壊後
2005年までは経済が落ち込みGDP(国内総生産)でも上げて
何とか上向かせようとしてきました。
最近は上向いてはきていますが。
中国は逆に長期に成長していくために
GDP伸び率でも高くなっています。
日本とまったく逆な立場が中国の経済成長です。

まずはどの国の株式市場に投資したなら
将来大きく利益を得ることができるかを
頭の中で読んでいくことが大切です。
家を購入する、車を買う、旅行費を貯めて
返済能力とかみ合わせて動くのと同様に
中国株式市場に投資したならどのくらいの利益が入ってくるのかを
頭の中で描かなければいけません。

キャンバスに向かって自分がどのような絵を描こうとしているのか、
全体像を想像しながら描いていきます。
山を描こうとしているのでしたら
その山が頭の中に浮かんできて始めて絵を描くことができます。
詳しいところまでわかっている場合もあるでしょうが、
全体像が霧にかかっているような場合もあるでしょう。
どちらにしてもある程度
頭の中でこれと思える山が想像できたら
筆が進んでいきます。
それまではまず絵を描くことは不可能です。

株式投資を行っていける国でも
その人がもし頭の中で絵が描けないようでしたら
投資をやめたほうがいい国になります。
いくら将来有望な株式市場であっても
その国に対してどのように伸びていけるのか、
投資してく業種、企業でどこに投資したらいいのか
わからないのであれば
投資の仕方でも当事者が
「目隠しして道を歩くようなもの」で
市場のうわさや投機だけに参加し売買を繰り返して
結局は損をする可能性が大きいからです。

目隠しして道を歩いたなら
車道を歩いているようなもので
いつ自動車事故にあうかもしれません。
信号機を見て赤でも青でも渡ろうとするのと同じです。
溝に落っこちたり建物ぶつかって
怪我をするのでしたらまだいいほうで、
投資資金でも少なくなっていくくらいだったらいいでしょうが
ゼロになる可能性だってあります。

まずは目隠ししているものを取り外して、
投資していく国に対し
どのような投資方法で行っていったなら利益を出せるか
まずは頭の中でそのような「絵」が描けるかどうか、
絵がかけたなら
投資してもその絵を描くように投資していけばいいでしょう。
ただし自分が描いた絵で
直さなくてはいけないときが往々にしてあります。
そのときは絵を修正しながら描いていけばいいでしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年2月2日(木)

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