中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第684回
時間の使い方

中国株投資の場合は
時間の使い方がデイトレードの投資とはまったく違ってきます。
証券会社の手数料も国内株に比べたら割高です。
為替の手数料をとる証券会社がほとんどですから
この点でも不利です。
また海外への株式投資ですから為替変動リスクもあります。
利益では数%程度でしたら
証券会社の手数料と為替の手数料、税金等で利益が出せません。
ですので最低でも30%前後は利益が出ないと
投資してもうまみはありません。
勢い短期で利益を出していくより
長期投資のほうに向いた投資の仕方になっていきます。

中国株投資で利益を出していくのは
中国の経済が成長するに従い
国内で伸びていく企業に投資していくのですから
投資した企業の情報も大事ですが
世界経済が中国をどう見ているのか、
輸出入の関係や中国の通貨元の値上がり値下りなど
いろいろな面から見ていくことのほうが大事になります。

株の売買にしても毎日行うわけではありません。
数ヶ月のときもあれば数年、または十数年の場合もあります。
投資した企業の将来性に対して
大きな利益を狙って投資しているのですから
株価を見るときはいま現在いくらくらいになっているのか
チェックする程度でじゅうぶんでしょう。
もし成長できる企業に投資して
業績でも安定して伸びていっているのなら
毎日株価を見る必要がないくらいです。
すぐに売買したくなる人は逆に株価を見ないほうがいいくらいです。

投資した企業が
業績のうえでも伸びていけるのかをチェックしていくほうが
大事になります。
デイトレード取引と
中国株投資で長期で利益を上げていくのでは
投資方法がまったく異なります。

デイトレード取引は海辺で足元に押し寄せる波を見て
次の波が来るのはいつかを見て投資しているようなものです。
波は数十秒単位で押し寄せてきますので
その波を占って投資しているようなものです。

中国株投資は丘に登って
海の状態がどのように変化していくのかを
長期に渡って見て投資しているようなものです。
いつ台風が来るか、
春夏秋冬にはどのように海が変化していくのかを見守って
売買の時期を見ているようなものです。

中国株投資を行っていくのでしたら
丘に登って海の状態を判断しながら
投資していったほうがいいでしょう。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2006年1月18日(水)

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