中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第667回
背水の陣

どの企業でもそうですが
今までの業種にある程度見切りをつけて
他業種に進出していくときには
それなりの覚悟が必要です。
どれだけ他業種に進出していく企業に覚悟があるかです。
今行っている業種が今後伸びていけるなら
誰が好き好んで他の業種に進出していこうと思うでしょうか。
企業の経営責任者トップは
数字の上でも今後の見通しでも判断したからこそ
他の業種に進出しているのです。

本業で行っている業種で利益が十分出ているときに
他の企業に進出していくということは
今後業績でも衰退していくと
数字の上でも先々の業種の伸びでもわかっているからこそです。
他の業種に進出をしていったとしてもそううまくいかないでしょう。
もし他の業種に進出していくのであれば背水の陣で挑むべきです。

サラリーマンだって現在の仕事を行いながら
空いた時間にアルバイトはできるでしょう。
ですがそれはあくまでもアルバイトです。
利益になろうがそうでなかろうが、
または企業にアルバイトがわかって首になったとしても
それは一個人の出来事です。
それで企業が倒産するわけではありません。
ですが企業はそうはいきません。

また一般のサラリーマンが企業を辞めた際にお店を立ち上げたり
中途退社して起業したときでもリスクは同じです。
この場合過去の経歴は関係ありません。
もし過去の経歴で自分は一流の企業に勤めていた、
一流の履歴を持っているのだから
商品、製品に関して売ってやるという態度では誰も購入しません。
例えばサラリーマンの食通が蕎麦屋さんを開業したとしても
作ったお蕎麦が不味ければお客さんは入りませんので
そのお店はつぶれてしまいます。
今までの経歴はまったく関係がありません。
企業にもそれがいえます。

他の業種に進出していくときにはそれなりに覚悟が必要ですが、
その企業が社員に覚悟として伝えているかどうかが問題です。
また社員に覚悟として伝わっているかどうかも大事ですが
現実にその結果が出てくるかが
投資できるかどうかの判断材料になります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年12月27日(火)

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