中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第663回
先が読めない業種

博智国際薬業に対しては鐘厚泰社長との対談で
今後は配当金を出していく予定だということで
その時には株価も少しは上がっていくようになっていくでしょう。

ヘルスケア・バイオテクノロジーなどの
薬品企業に投資を考える時には難しい問題がつきまといます。
その問題とは
先々の収益が確実に伸びていくという保障がないからです。
企業とのミーティングで自社製品に対して
悪いことをいう企業などありません。
ですが長期で薬品企業の収益を見ていくと
投資していくにはなかなか難しい業種であることがわかります。
ですので薬品企業への投資は水物です。
絶対利益が出るであろうと思っても
外れる場合を考えて投資していく必要があります。

投資したお金は
ゼロになってもかまわないというくらいの覚悟で
投資を考えてもいいでしょう。
たとえ投資資金が多くあったとしても
投資していくお金は少ないほうが懸命です。

株価が上がっていくのに
一番必要なのは業績が伸びていくことです。
この点ではなかなか見極めることは難しい業種です。
確実に利益を出していこうという業種でしたら
薬品企業をはずして
インフラ関連企業などに投資を考えたほうが懸命です。

ですが将来性がありそうな企業、
収益でも伸びていけそうな企業でしたら
投資を考えていってもいいでしょう。
基本は利益が出せそうなインフラ関連企業に投資をしておき
万が一投資資金がゼロになっても
大きな被害を受けない程度に薬品企業に投資をしていくという
投資方法もあります。

もちろん誰だって損をするために
中国株投資を行っていくのではありません。
ですが、収益の伸びが確定的でない企業に投資をしていくときは
そのくらいの覚悟が必要です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年12月21日(水)

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