中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第652回
日本のディトレード

現在日本ではディトレードが盛んで
日本のディトレーダー達が毎日売買を行い
利益を出していこうという
投機資金が多く入ってきています。
本来はアメリカで盛んに行われてきた投資方法ですが、
インターネット取引が簡単にできるようになってから
日本の証券会社も格安で取引代金ができるようになり
投機家の数は増えてきました。
インターネット取引が格安で行えることが普及して
投機家が現物で購入したり
信用取引を行った資金が株式市場に入るようになって
取引売買代金は今までの最高額を更新してきています。

香港市場でも信用取引はできますが、
日本の投資家は日本の証券会社からはできません。
中国国内ではもともと信用取引がありません。
また中国国内で株の売買を証券会社で取引を行う場合でも
1社を除き1日のうちに何回も取引を行うことはできません。
その日にできるのは
投資した企業株に対して買うか売ることだけです。
今日A社の株を購入したなら
A社の株をその日に売ることはできません。
次の日になってからA社の株を売ることができます。

現在は中国国内ではもともと信用取引がありませんが
株式市場が成熟するようになっていけば
長期的には中国株式市場でも
信用取引ができるようになっていくでしょう。
そうなるにはまだ長い期間がかかるでしょうが。
また中国でもディトレード取り引きができるようになり、
自由に売買回数でもできるようになれば
中国国内でも株取引の売買回数が増え
取引金額も上がってくでしょう。
そうなったとき日本の投資家は中国市場の取引を見て
中国人は賭け事が好きだからそうなっていっているのだと
いうかもしれません。
また、実際そのような面があります。
では中国でもディトレード取引ができるようになったとします。
中国では日本以上にディトレード取引が盛んになり
取引高も増えていくでしょう。
ではそうなった時には中国だけが特別なのでしょうか。

民族はそれぞれの国民性や個性、国の規制などで
条件は変わってきますが
そう大きく考え方が変わっていくことはないでしょう。
アメリカで発達したディトレード取引と
現在日本で盛んに行われているディトレード取引との
違いはありません。
そうであれば中国で将来ディトレード取引が行われる環境になって
ディトレード取引が盛んに行われていったとしても
ディトレード取引が行われる国が違っただけで
投機家の考え方が違ったわけではありません。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年12月6日(火)

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