第651回
利益をあげていける企業
株価が急上昇していくときには
その業種にプラスの要因が出てきた時で
株価は上がっていきます。
ですがその要因がなくなったときには株価は下がっていきます。
本来はそのような要因が実際読めれば
利益も予想できますので投資効率も上がっていきます。
ですが現実的に数字を的確に当てることはできません。
株式市場の株価は
世界で起きているあらゆることが関連して動いていきます。
それらを全部読んで当てていくことなどできません。
投機資金ひとつとっても
今年の冬が寒波になるかどうかで資金の動きが違ってきます。
そうなると今年の冬が寒波になるかどうかを当てて
投資資金の移動を考えなければなりません。
中国国内で起きていることだけでも
鳥インフルエンザや元の切り上げ問題、
非流通株放出の「股権分置」改革、GDP伸び率、
中国政府の業種への行政指導、不動産バブルなど
このほかにもいろいろありますが全部考えなくてはいけません。
これに世界で起きていることを合わせて考えて
ひとつの企業の成長を確実に当てていくということは
まずできない相談です。
株式投資で投資できる企業を見分けていくのに
一株利益率で投資できる企業かどうかを見分ける方法もあります。
投資する企業の業績が実際にどのくらいの利益を上げているのか、
将来はどのくらいの利益をあげていくことができるのかというのが
投資判断の基準になります。
投資した企業の業種自身が
株式市場でどのようなマイナスの情報、
例えば元切り上げで業績がどのように影響を受けるのか、
国際金相場の高騰で金価格上昇でプラスになっていくかという
投資判断も入れてはいきます。
ですが過度な期待だけの数字はここでは除いて考えます。
まずは投資できる企業かどうか
それが一番大切です。
投資できる企業かどうか判断するときには
先々業績自身が伸びていけるかどうか、
その中で投資した業種が今後
中、長期的に政治的にも業績でも伸びていく可能性があり
収益でも伸びていく可能性が出てきたときには
株価でも上がっていくようになります。
業種によっては
その業種に収益でも上がっていくようなことが起きたなら
その業種に人気が出て
実力以上の株価まで上がっていく場合も出てきます。
この場合売却を考えていた企業でしたら
思った以上に株価でも上がっていったのですから
単にラッキーだったと思うくらいでいいでしょう。
投資しようという企業の株価に割安感があり
将来的にも伸びていける企業でしたら
投資を検討できる企業の中に入ります。
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