中国株で財産をつくろう

イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第625回
ペトロチャイナの1−9月の原油、ガス生産量

ペトロチャイナ(中国石油天然気、コード:0857)の
1−9月の原油、ガス生産量が前年同期比5.3%増となり、
7億2260万バレルとなっています。
原油生産量が1.7%増の5億9540万バレル。
天然ガスの生産量は26.1増となり
7633億立方フィートまで伸びています。
ガソリン生産量が4.1%増の1593万トン。
軽油が11.3%増の3233万3000トン。
エチレン生産量が4.0%増の142万3000トン。
同社傘下のガソリンスタンド(フランチャイズ経営を含む)は
1.28%増加して1万7379カ所となっています。

今期の原油平均価格は1バレル47.35米ドルとなり
前年同期比で50.08%上昇しました。
また、ガスパイプライン陝京二線が
7月1日に稼働を開始しています。
パイプラインの幹線の全長は935キロで
年間120億立方メートルのガス輸送能力があります。

またペトロチャイナは今回新株を発行しています。
発行株数は28億7712万1818株の新株と
ペトロチャイナの国有株2億8771万2182株を流通株に転換した分、
および3億5164万8000株を
オーバーアロットメント分として発行しました。
合計株数では35億1648万2000株となっています。
発行価格は6香港ドルでした。

増資後の発行済み株数は
1758億2417万6000株から1790億2097万7818株に増加して
筆頭株主の中国石油天然気集団公司(親会社)の持株比率は
90%から88.21%に低下しています。
一般株主の持分は10%から11.79%に上昇しました。

原油価格は今年の後半に入っても高値を維持しています。
2004年初頭の原油価格は
アメリカの原油先物相場では1バレル30ドル程度でした。
現在は1バレル60ドル以上ですから価格は倍になっています。

ペトロチャイナの北京の本社には2004年12月に伺っていますが、
ペトロチャイナの方が仰っていたのは
せいぜい1バレルに対して
40ドルから50ドルの範囲で推移するだろうということでした。
ペトロチャイナ本社の方も
実際ここまで上がってくるとは計算外だったでしょう。
もっともペトロチャイナにとっては誤算だったことで
収益が大きく伸びましたので嬉しいことです。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
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2005年10月28日(金)

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