第618回
鄭州ガス
鄭州ガス(ジャンジョウガス、コード:8099)に対して
アラブ首長国連邦に拠点を置く投資会社の
Emirates社
(エミレーツ・インターナショナル・インベストメント Co. LLC)が
9月30日に鄭州ガスの株式約7.99%を
1株あたり平均0.65香港ドルで
1億株購入したことを明らかにしています。
(発行済みH株総数の18.16%で
発行済み株式総数に対しては7.99%)
エミレーツ社の資本参加は初めてですが、
これによる取得で
鄭州ガスの取締役会のメンバーなどの変更はないという事です。
鄭州ガスは河南省鄭州市では唯一の都市ガス事業者です。
アラブ首長国連邦に籍を置く登記投資会社が
同社株を購入したということは
長期的に同社が成長していける企業と見込んだからです。
このような情報は投資でも役にたちます。
世界の国や企業が同社をどう評価しているかがよくわかります。
中国ではガス企業は伸びていく業種であることは間違いありません。
PERでもガス企業は10倍以上の企業が多いのでもよくわかります。
市場がそれなりの評価をしています。
鄭州ガスの株価はエミレーツ社が
10月7日に購入を発表するまでは
株価でも売買株数でも多くなっていました。
株価でも発表前まえの10月6日の株価では
0.780香港ドルまで上がってきましたが
その後は下がってきていました。
10月13日の終値では0.710香港ドルまで下がってきました。
売買株数が昨日に比べ増えているのに対し
株価は値下がりしています。
これは情報が発表されたことにより
市場の投資家の関心がなくなったことが原因でしょう。
同社株は今年になって株価ではなかなか下がってはくれません。
2004年9月に0.65香港ドルまで一時下がったことがありますが、
それ以降2005年7月に0.70香港ドルを割って
0.68香港ドルをつけていますが、
それ以来なかなか下がっていきません。
中国株の中でガス企業は将来性を買われて
なかなか株価でも下がってはくれません。
長期で投資を考えるのでしたら購入を検討できます。
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