第616回
第16期中央委員会第5回全体会議
中国共産党の
第16期中央委員会第5回全体会議(五中全会)が
10月11日に閉幕しました。
ここでは第10次5ヵ年計画(2001〜205年)までの成果と
第11次5ヵ年計画(2006〜2010年)について
どのように国を発展させていくかが話し合われています。
〜第10次5ヵ年計画の成果〜
・2001〜205年の間に中国は経済的な実力、総合国力、
国際的な地位が向上した。
・新型肺炎SARSや深刻な自然災害などがあったが
有効的に抑制できた。
・2001年2月に中国はWTO(世界貿易機関)に加盟したが
その後の急激な変化に対応できた。
また、国民経済の成長を実現してきた。
工業化、都市化、市場化、国際化の歩調を速めることができた。
〜第11次5ヵ年計画の予定〜
・2010年の1人あたり国内総生産(GDP)を
2000年の2倍に引き上げる。
・エネルギー資源の消費効率を2005年の水準から20%削減する。
・自主的な知的財産権、有名なブランド力、
競争力を持つ一連の企業を育成させ
社会主義市場経済体制を完備する。
・都市部と農村部の収入水準や生活の向上をさせ、
物価の安定や住宅、交通、教育面での文化向上、衛生環境などを
大幅に改善していく。
・開放型経済を新たな水準に到達させて国際収支の平衡を目指す。
・経済社会発展を全面的に協調させ安定成長の軌道に乗せていく。
中国は2001年にWTOに加盟し、
経済でも海外開放を行っていっている最中です。
第11次5ヵ年計画で
2010年までに生活水準の向上と
海外企業に負けないだけの力をつけ持続させて
経済発展をしていくことが目標となっています。
中国は自国内だけのことを考えていくのではなく、
海外から中国国内への企業進出。
「股権分置」改革を推し進め非流動株を流動株にした上での
安定した株式市場の発展と経済での安定移行、
元のバスケット制移行で海外マネーへの動向変化に対応。
世界企業に負けないだけの経済、企業の体力作り。
という段階に移っていきます。
中国では所得によっても違いますが、
昔のように餓死する人は
何かの事情がない限りはなくなってきました。
人は『衣食足りて礼節を知る』ことができます。
まだ時間はかかりますが
今度は中国国民も『礼節を知る』段階にまで
発展していける時期に入ります。
このような時期はみな努力をして豊かな生活を目指します。
企業でも成長していくことができます。
中国株投資では国民が豊かになっていくと
同時に経済が発展していき中国企業も成長していく、
そのような企業に投資していくのが短期で見た投資ではなく、
長期的に伸びていくマクロ経済に投資していき
利益を拡大していく投資方法です。
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