第612回
損金が出たら
1年程度の株式投資では投資した金額に対して損をしていくか
または利益になるのかが一番大事です。
先ずは確実に利益を得れるのが配当金と無償株です。
その先は企業成長の流れを見ていき、
投資していける企業か検討できるかが大切です。
1年程度でも世界の流れから見ると
優良企業からそうでない企業に変わっている場合もあります。
そのような変化を知っておく事で
投資できる企業であるか、
業種であるかを選別していくことも必要です。
ですが株価がいつも思惑通りに動いていかないのが株式投資です。
中国株の場合でしたら株価上昇で利益が出せます。
購入した株価が上がれば文句はないでしょう。
ですが逆に値下がりしたなら損になります。
中国では業種に対するマクロコントロール政策が出てきたり、
新型肺炎SARSのような病気発生で
市場全体が低迷したときには
業績が伸びていく企業に投資したとしても
株価が上がっていくとは限りません。
また業績が伸びていく企業の株価が高値のときに購入したなら
高値掴みでの株価ですので
購入価格より値下がりする事だって考えられます。
長期投資でしたらこのような時には
追加購入が出来るチャンスですが、
1年程度の投資で損益をはっきりさせたいのであれば
投資損が発生します。
ではこのようなとき大きな損になっていくかといえば
損金でもそう大きな金額にはならないでしょう。
通常は2、3割以内の下落で済むでしょう。
大きな問題がでてきたときに株価でも大きく値下がりして
半値になる場合もあるでしょうが。
株価で数%程度の下げでしたら
配当金が高い企業の配当金で損を取り戻して
損をゼロにまですることもできます。
デイトレーダー投資で
投資金額に対して毎日5%損を出していったなら
1日目の損では5%です。
100万円投資でしたら95万円になってしまいます。
5日目には77万3780円になります。
10日目には59万8736円です。
14日目には48万7674円になり
投資資金の半分以下の数字に減ってしまいます。
デイトレーダー投資で毎日5%損を出したなら
約3週間足らずで投資金額が半分以下になっていくのが
デイトレーダー投資です。
いかに投機性が強い投資かがわかります。
デイトレーダー投資までの投機性がなかったにしても
中国株投資で1年程度の投資でも損金が出たなら状況は同じです。
損は損です。
ですがここまでで終わってしまっては利益は出せません。
中国株投資でも投資した企業で損が出たとしても、
その後株式市場が回復し
同じ企業の業績でも伸びが予想できたなら
もう一度同じ企業への投資が検討できます。
その企業の株価が下がっていたなら今度も投資し、
次に利益をねらうことができます。
チャンスは一度きりではありません。
同じ企業へ再投資しリベンジを行っていけるかどうか
検討していくことも投資では必要です。
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