第597回
石油企業への投資
中国では周辺国からパイプラインの原油輸入を強化しており
ミャンマーから重慶まで、カザフスタンから輸入したり
インフラ設備を行い調達の安定化を進めていきます。
輸送に対しての海外依存度を薄めて行きます。
ですが、引き続きアジア含め各国では
石油への需要が旺盛ですので
需要に供給が追いついていかないでしょう。
2006年、2007年も伸びていくでしょう。
原油価格に関してアナリスト予想では
2005年上半期は高く推移するものの
2005年下期には価格は下落するとの判断でした。
実際は、原油価格は先物相場でも
現段階では値上りしてきています。
あまり原油価格が高騰しますと世界経済が減速していきます。
そのバランスを見て投資をしていかなければいけない企業です。
中国でも石油は経済が伸びていく上でも必要ですから
今後しばらくは原油価格上昇は止まらないでしょう。
長い目で見たなら業績は上がっていきますので
株価も上がっていくでしょう。
1年未満で今後の株価を考えたときに
同社は新株を発行し株数でも市場に出まわった分
大きく株価が上昇していく状況ではありません。
新株を1株6香港ドルで発行しており
9月15日の時点では6.200香港ドルと
8月高値の7.45香港ドルから大きく下がっています。
株価の値上がりだけではなく
配当でも魅力があるのがペトロチャイナです。
6月中間期配当は0.157719元でした。
6.200香港ドルで上半期での配当利回りでは約2.44%(税込み)です。
下半期も同じ配当を出したなら約4.88%になります。
年間利回りでは5%を割りますが
それでも魅力がある配当利回りです。
中国株投資では投資した金額に対して
どのくらいの利益になるのかが大事です。
仮に年間の利回りが5%続いたとしても
20年間同社株を持ち続ければ
利回りで100%(税込み)になり投資資金を回収できます。
2002年の配当金は0.120人民元でした。
2003年は0.178人民元です。
2004年は0.264人民元と純利益が増すと同時に
年々配当金でも値上がりしています。
ペトロチャイナは収益が上がっていけば
配当金もこの先上がっていくでしょう。
ですので長期に渡って
配当金でも5%前後を維持していくというより
配当金でも上がっていくでしょうから
長期投資でしたら配当利回りでも魅力が増していくでしょう。
ペトロチャイナへの投資は
今後5年間、10年間と長期に渡って投資をするような企業です。
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