第593回
海運関連企業から
中遠太平洋(コスコ・パシフィック 、コード:1199)は
中国海運最大手の中国遠洋運輸(コスコ・グループ)の子会社で
コンテナ関連事業では最大手企業です。
主にコンテナリース、コンテナ埠頭経営を行なっている
中遠太平洋(コスコ・パシフィック 、コード:1199)が
中間決算を発表しています。
中遠太平洋はハンセン指数銘柄でレッドチップ企業です。
売上高 --- 1億4189万8000USドル 前年同期比 9.35%増
純利益 --- 2億1477万USドル 前年同期比 130.56%増
EPS --- 0.09811USドル 前年同期比 126.73%増
配当 --- 0.394香港ドル(特別配当0.113香港ドル含む)
権利落ち日 --- 9月22日
今期は過去に買収した合弁事業が黒字化した事で
純利益は大きく伸びました。
2005年3月には
南沙港(広東省)、寧波港(浙江省)、
南京港(江蘇省)、天津北港、
のコンテナふ頭4カ所に対して
共同開発契約を結んでいます。
今後3年間のの業績伸び率予想では
年率30%前後が見込まれています。
今後世界のコンテナ輸送量が大幅に減速しない限りは維持できます。
中遠太平洋の株価は15.750香港ドル前後で推移しており
PERは21.13倍です。
PERでは低い数字です。
3社の株価とPER
・中海発展(コード:1138)
株価:6.300香港ドル
PER:11.80倍
・太平洋航運(コード:2343)
株価:4.100香港ドル
PER:6.43倍
・中遠太平洋(コード:1199)
株価:15.750香港ドル
PER:21.13倍
中遠太平洋はコンテナ埠頭事業を行っている企業で
海運企業とは違いますが、
ハンセン指数銘柄にも入っており大手企業です。
PERでも21.13倍と低いですが
有名企業で機関投資家が購入している企業です。
中海発展は中国では第2位の大手海運会社で
知名度が高く投資家には人気がある企業です。
太平洋航運は1年2ヶ月前に上場したばかりの企業です。
投資家に人気のある企業の株は購入していく人が多いですから
PERでも低くなっています。
また業績でも伸びていく企業で投資家に人気が出てきたときには
株価でも上がっていきますのでPERでも下がっていきます。
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