イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第473回
配当金で増えた合計

無償株発行で配当金が増えた合計では1.508元になります。
無償株発行を考えない配当金額の合計では1.03元です。
無償株発行で配当金が増えた合計では1.508元でした。
この差額の0.478元が無償株で増えた分です。

金額でも少ない数字となったのは
この3年間無償株発行が大きく出たためで
もっと前に出ていたなら配当金額でも大きくなっていたでしょう。
ですが、来年からは配当金に対しては
4.95倍になった数字で計算できます。
1倍と4.95倍では約5倍となる数字です。
1倍と4.95倍では配当金額でも来年からは大きく違ってきます。
ですが、このようなことは短期でできる投資方法ではありません。
長期投資が原則となります。

また1999年に購入した株価が2香港ドルでした。
今まで受け取った配当金は1.508元で、
香港ドルに直すと約1.42香港ドルです。
これは投資した2香港ドルに対し約71%の金額となります。
つまり今まで受け取った配当金で
購入した金額の約71%を回収したのと同じことです。
ここでは株価値上がりではなく
配当金でも、もう71%の利益を上げたことと同じなのです。

万科企業は2004年の期末決算で
配当のほかに5割無償を提案しています。
このことは来年配当金が出た場合
1.5倍の株数分の配当金を得ることができる
条件がそろったということです。

ではここから万科企業に投資を考えたときには
どのような投資方法が考えられるでしょうか。

・2004年決算の権利落ち日(まだ発表はしていません。)までに
 購入し、配当金と無償株を手に入れる。
・配当権利落ち後は配当金と無償株発行分株価が下がります。
 株価が下がったところで購入する。

と、いう方法があります。
これは万科企業だけに当てはまることではありません。
成長できる企業一般にいえます。
長期で成長できる企業に投資をしていくことで
最後には大きな利益に膨らませていくことができます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年3月30日(水)

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