イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第472回
長期投資での万科企業

「中国株で1億円儲けた!」の私の本にも載っておりますが、
1999年に万科企業の株を2香港ドルで購入しております。

購入時期は1999年ですが、
万科企業の株を購入したのは1月で、
1998年期末決算が出てきたのが3月以降ですので
無償株でも配当金でも受け取る権利があります。
では1999年購入で
その後無償株が実際にどのくらい株数が増えたのでしょうか。

無償発行株数 増えた株数
1998年 1割無償 1.1倍
2002年 10割無償 2.2倍
2003年 5割無償 3.3倍
2004年 5割無償 4.95倍

株数でも4.95倍に増えています。
次に配当金額です。

1998年 0.100元
1999年 0.150元
2000年 0.180元
2001年 0.200元
2002年 0.200元
2003年 0.050元
2004年 0.150元
  
ここまでの配当金額の合計では1.03元です。
ですがこの中には
無償株で増えた分に対しての配当金が入っていません。
では無償株と配当金を加えた時には
いくらの配当金に増えているのでしょうか。
無償株発行時には株数でも増えた部分に関しては
その年の配当金には含まれません。
数字ではちょっと見づらくなりますが、下記のようになります。

1998年 0.100元
→1割無償で1.1倍に増えていますが配当金額では0.100元のみです。 
1999年 0.150元
→1998年に1.1倍に増えていますので
 配当金では1割増えて0.165元の配当金になります。

2000年 0.180元
→1.1倍をかけた0.198元になります。

2001年 0.200元
→1.1倍をかけた0.220元になります。

2002年 0.200元
→10割無償で株数は2.2倍になりますが、
 配当金では前年度の1.1倍をかけた0.220元になります。

2003年 0.050元  
→5割無償で株数は3.3倍になっていますが、
 配当金では前年度の株数の2.2倍の0.110元になります。

2004年 0.150元
→5割無償で株数では4.95倍になっていますが
 配当金では前年度の株数の3.3倍の0.495元になります。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


←前回記事へ

2005年3月29日(火)

次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ