第470回
なぜ万科企業の株を購入したのか
ではなぜ昨年の9月に万科企業の株を購入したのでしょうか。
2004年1〜3月期決算から
売上高 --- 10億3058万5988元 前年同期比 32.16%増
純利益 --- 1億493万4487元 前年同期比 156.39%増
2004年中間期(1〜6月)決算から
売上高 --- 24億6892万2169元 前年同期比 12.7%増
純利益 --- 3億1474万9490元 前年同期比 52.2%増
2004年第三四半期(7〜9月)期決算から
売上高 --- 10億592万9845元 前年同期比 6.3%減
純利益 --- 7035万2627元 前年同期比 6.4%増
2004年第三四半期では売上高が減少しています。
また株価でも2004年8月20日の3.500香港ドルが一番の安値です。
今回の購入時が9月で株価でも3.790香港ドルと
この時点では約8%強の値上がりになっています。
ですが8月以降に同社のコメントで
深セン市大梅沙のリゾート地区の土地使用権を取得。
万科企業の全額出資子会社が
「東方新城」用の土地使用権を入札で土地使用権を落札。
との情報が出てきました。
この時点で同社への投資が可能であると判断しています。
また株価でもまだ割安感があったのが購入した理由です。
購入後になりますが、万科企業は今後10年後の売上高で
2014年に2003年の63億元から1000億元にし、
分譲住宅市場では全国シェアを1%から3%に拡大させていく
という目標を発表しました。
2004年12月期本決算では
売上高が76億6722万6237元ですから1000億元に達するまでには
売り上げでも今後13倍強伸びていくことになります。
では万科企業の株を現時点で売却した時と、
しないときのメリットはどのようなことが考えられるでしょうか。
- 売却した時 -
・株価の値上りによる38.5%の利益。
・利益を確定できる。
- 売却しない時 -
・配当利回りで約3.72%が入ってくる。
・10株につき5株の無償を受け取ることができる。
・利益は確定できないが、将来の業績向上により
利益を膨らませていける可能性がある。
現時点で売却をしたなら利益を得ることができます。
ですが、2004年度の配当金、無償株を受け取ることはできません。
<次回に続く>
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