イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第469回
万科企業の2004年12月期本決算から

深センの大手不動産デベロッパー企業の
万科企業(コード:200002)が
2004年12月期本決算を発表しました。
今期は不動産市場が好調で収益を伸ばしています。

2004年12月期本決算から
売上高 --- 76億6722万6237元 前年同期比 20.2%増
純利益 --- 8億7800万6255元 前年同期比 61.9%増
EPS --- 0.39元
配当 --- 0.15元
無償増資 --- 10株につき5株

今回は配当金で0.15元、無償株では10株につき5株発行します。
万科企業に関しては昔から興味があった企業です。
また万科企業に対しては昨年、
2004年9月に3.790香港ドルで追加投資をしています。
万科企業の本社に私自身2001年に伺っており
開発物件も見ていますので
おおよその感覚はつかめてはいる企業です。

万科企業の2004年本決算を発表した日の株価です。

3月22日の株価:5.160香港ドル
3月22日の株価の配当金から配当利回りで見ますと2.69%です。

2004年9月に購入したときの株価から
配当金での利回りを見てみます。

購入株価:3.790香港ドル
配当利回り:約3.72%

現段階では2004年決算発表をしただけで
権利落ち日はまだ発表されていません。
ですので現時点で購入しても同社株を購入できます。

ですが、同社を購入した
2004年9月7日時点の株価の3.790香港ドルでは購入できません。
もしこの時点で売却したのなら
22日の株価の5.250香港ドルでの差は1.46香港ドルですから
1万株でしたら約19万6516円の利益となります。
(3月22日時点の香港ドルレートは13円46銭)
株価値上り率では38.5%です。
株価から見た利益率では30%をゆうに超えていますので
売却を検討できる数字です。
購入期間から見ますと2004年9月7日に購入して
2005年3月22日までの期間では半年の投資期間です。
ですので数字の上では1年間に対して約半分ですから
もし同じように投資ができたのでしたら
利益率でも約倍の数字になり、
38.5%×2=77%という数字になります。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年3月24日(木)

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