イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第443回
現時点を見ながらの投資

私自身インドにいって見て感じたことは
インドでは国全体が発展していくことは
まず考えられないということです。
インドという国で発展していく地域は
一部の地域に限られると考えたほうがいいと思います。
まずはそのような地域が発展していき
次にインド全体が豊かになっていく可能性が大きい。
ただし今すぐにというのではなく今後相当の時間がかかるでしょう。

またインドも中国と同様に
海外からの企業が安価な労働力を求めて入ってきた時に
外資の力で発展していく過程をたどると見られます。
ではBRICsの中でも
ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)への
投資に関してはどうでしょうか。
投資していこうとする国が発展できるかどうかが一番大事です。
ですが投資を考えたときには問題は投資家のほうにもありそうです。
投資しようとしている国をまずよく知ることです。
そうでないと判断を誤ってしまいます。
そのような国が発展していきそうだとか、儲かりそうだとか、
今のうちに投資しておかないと大きな利益を逃しそうだ、
とかいうような甘い言葉だけで
現実を無視し見ないで投資を行うことだけは避けないと
実質で利益を出すことはできません。

現時点を見ながら先々を予想して投資を考えていかないと
大きく投資判断を誤ってしまいます。
BRICsでも
ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)に関して現実を見定めて
その後の発展を予想して投資を考えることです。
またこのような国への投資を考えたとしたら
まだ大きなリスクが伴う段階です。
第一現時点で大きく成長している国は現在中国です。
まずは中国株に投資をして
利益を出していくことが先決で第一歩です。
また中国株で利益を出せないときには
ほかの国の市場に投資したとしても
利益を出すことは難しいのではないでしょうか。
そのような時は自分の投資方法を
もう一度見直してみるべきでしょう。

まずは中国株に投資をしていき利益を出す。
その間にほかの国が成長しているのを確認しながら
投資ができそうなときには
そのような国にも一部の資金で投資を行っていく
と考えるくらいで今はいいと思います。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年2月16日(水)

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