イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第442回
中国の次はインド?

中国は現在発展途上です。
これは間違いのない事実です。
では中国の次にどこの国が発展していくのでしょうか。
株式投資では今後成長していく国を
早めに見つけて投資をしていけば
それだけ利益を出す機会が多くなるとも考えられます。

そのような国の中にはBRICsの国も候補に挙がります。
確かに今後は中国を含んだBRICsといわれる国家で
ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、
そして中国(China)の4カ国が
経済成長していくことがいわれています。
今後このような新興大国が成長していくでしょう。
その点では投資できる候補の中には入ります。
このように先のことを考えて投資をしていくことは大事です。
では候補国が成長していく過程で
中国と同じような発展をしていくでしょうか。
ほかの国は中国とは違った発展をしていくでしょう。
日本が発展していった過程と中国が発展していく過程では
経済状況も違えば政治状況も違いました。
世界の動きから見たときにはまた違った成長過程をたどるでしょう。

一部の投資ファンドでは次の発展国はインドだとして
商品を売り出しています。
ですがインドへの投資を考えるときには
まずインドという国を知らなければなりません。
インドでは宗教でもヒンドゥ教とイスラム教のほかに
いろいろな宗派が混在しています。
また依然としてカースト制度が生きており
仕事につくときでも
勝手にほかの仕事につくことは難しい状況です。
言語にしてもひとつの言葉ではなくて多くの言語がありますので
意思疎通でも難しいことがあります。
1000以上の言葉があるともいわれています。
隣の村にいったら言葉が違っていて通じなかったなどと
笑えない話があるくらいです。
またインドで目につくのが貧困層です。
昔より少なくなったとはいえ
中国とは比べ物にならないくらいにその差は大きいのです。
街中に出てみればすぐにわかります。
まずいろいろな貧しい人が外人に向かって
「バクシーシ」(お金をください)と言ってお金を要求します。
中国でもないとはいいませんが
過去に比べますとそのような姿は少なくなってきています。

<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年2月15日(火)

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