イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第417回
大唐国際発電の本社を訪れて

大唐国際発電に関には昨年8月にも同社を訪れています。
社名では変更前の「北京大唐発電」、という社名の時です。

現在電力企業で一番大きい企業が
華能国際電力(コード:0902)ですが、
大唐国際発電(コード:0991)は電力業界で2位です。

大唐国際発電に専用車で同社に移動する際に少し手間取りました。
なぜかといいますと、
大唐国際発電の本社には社名の看板がないのです。
また、同社内に入るには
厳しいチェックを受けないと入れません。
正門で中と連絡が取れた後に係りの方が門まで出てきて、
人数チェックがあった後に
はじめて社屋に入ることが許可されます。
(セキュリティーチェックでは万全です。)

〜大唐国際発電の企業概要〜

・業 種
 電力・ガス
 中国華北地区の北京を本拠に発電所の建設と管理経営を行なう。
 中国北部の独立系発電事業会社。

・企業沿革
 1994年12月に、共同投資会社として設立された。
 独立発電事業体では大手で中国初のロンドン上場企業。
 北京、天津、河北省など中国北部を中心に
 4つの石炭火力発電所を所有。
 2007年には水力発電の総発電量に占める割合を
 20%に引き上げる予定。


・業績推移
(売上・利益 単位:百万人民元 / EPS・配当 単位:人民元)
2003/12 2002/12 2001/12
売上高 9,950.56 8,017.91 6,550.62
純利益 1,811.80 1,404.61 1,438.06
EPS 0.350 0.270 0.278
配当 0.175 0.120 0.170


・売上構成
  売上高(百万香港ドル) 構成比(%)
発電事業 9,950.56 100.0

・今年の動向
 大唐国際発電の発電所(約80%強)が炭鉱の近くにあります。
 このため、同社は
 他の電力企業が石炭価格上昇で利益率が低迷する中、
 コスト面では他社を上回り
 2004年中間期でも増収増益を達成しています。


<次回に続く>



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2005年1月11日(火)

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