第400回
テレビ取材から
テレビ東京で「ワールド・ビジネスサテライト」という番組の
取材を受けまして出演いたしました。
ですが、最近は出る番組を選ぶようになっております。
この1年間テレビ出演の話をいただいておりました。
何度かテレビには出演していたのですが、
そのうちに私自身
テレビ出演ということに疑問を感じるようになりました。
確かに中国株に対して投資を行い
私の著書で「中国株で1億円儲けた!」にもありますように
中国株投資での経緯はそのとおりです。
ですが私が放送でいいたいことは中国株投資方法の内容です。
世界経済の流れから中国という国をどう投資国として捕らえ、
投資していったらいいのかというような
経緯のほうが大事です。
ですが、そのこととは関係なく
中国株で儲けたということで
面白おかしく内容を紹介されても
私の出ている意義がありません。
また、中国株に投資をすることで
簡単に利益が出せるという印象が視聴者に残ってしまったなら
間違いですのでよい事ではありません。
簡単に中国株に投資をして利益を出せるなら
誰だって大金持ちになりますので。
実際の中国株投資で
私自身何回かの株式市場での上げ下げでは
株価暴落、暴騰を経験しています。
このときの状況を正確に判断して投資をしていくことが必要です。
株価が下げたにしても
どのようなことが市場で起きて下げているのか、
いつまで続くのか、世界のお金はどこに向かって動いているのか、
中国経済はどのように動いているのか、
中国企業は今どの立場にあるのか等、見ながら
今後も中国市場に投資ができるのかどうかが大事です。
この部分が紹介できない限り出演してもあまり意味がありません。
また、テレビ局としましても
中国株投資での内容だけを放送しようとしますと
番組によっては目的が違った番組になり、
企画とは違っている分使い物にならなくなるでしょう。
ですからこの時点では私自身が出演する番組を選んで
少しでも真意に近い部分が出せる番組だけでの出演をしよう
ということで考えています。
内容での誤解がなければ放送局はどこでもかまわないのですが、
今回はテレビ東京での出演となりました。
ですが、私にテレビの依頼や雑誌での取材があるということは
それだけ中国株に関心が
日本の投資家にも出てきたことを反映していることでもあります。
最近香港市場に上場している企業で
日本でIRを行った
エガナ・ゴールドファイル(コード:0048)の日本支社の店舗で
企業説明会が行なわれましたのでいってきました。
*IRとは
IR(インベスター・リレーション)とは、
企業が株主や投資家に対して
投資判断に必要な情報を提供する活動のことです。
企業はIR活動を通じて投資家と互いの理解を深め、
資本市場で評価を高めていきます。
エガナ・ゴールドファイルの企業説明を聞きながら
その後の会食で
証券関係、情報関連企業の人と話をした時のことです。
日本の中国株投資家の人数での話の中で、
現在中国株投資を行う日本の投資家は増えてはいるが
まだ投資家の人数ではまったく少ない、という意見が出ました。
私自身もそう思っております。
ですが、もし日本の投資家の多くが
中国株に投資を考えるようになったなら
その段階で中国株ブームになっていくでしょう。
そうなった時には
中国株式市場の株価が大きく上がっていくことが考えられます。
<次回に続く>
|