第391回
株価指数の変動
株式投資で投資を考える時に特に気になるのが株価指数です。
日本の代表では日経ダウ平均株価指数です。
中国の香港市場でしたら
代表的なのがハンセン指数です。
また、レッドチップ指数 、H株指数が有名です。
中国本土でしたら上海B株指数、深センB株指数になります。
では投資でこの指数は
企業の業績とどう関係があるのでしょうか。
株価指数は上場している企業の業績を繁栄して利益が出て、
将来に渡り企業成長が見込めるときには上がっていきます。
また反対に業績が落ち込み
将来性が期待できない上場企業だけの時は
指数でも下がっていきます。
これが指数でも普通の姿を反映した動きです。
ですが、実際はどうでしょうか。
その他に中国経済、元の問題、金利政策、年金基金導入問題、
また突発的な出来事でもSARS、鳥インフルエンザや
他にも中東情勢の影響、アメリカとの貿易摩擦問題、
等々が絡んでいます。
ですから企業収益云々だけで株価指数は決まりません。
これに投資ファンドや投機資金が入ってきたときには
業績云々は抜きにして
指数だけが上がったり下がったりする時があります。
ですから指数だけを見て投資を決めたときには
間違いを起こしやすくなります。
例えば
「このところまた株価指数が香港で上がってきている、
特にここ1週間上がり続けている、
投機資金が入ってきて株価が上がっているそうだ、
この波に乗っかって儲けてやろう」
などと考えて買っていくことは、
「投資ではなくて投機」です。
その分リスクも高くなってきます。
では何を基準に投資を考えればいいのでしょうか。
基本はやはり投資したい企業の企業業績です。
今後業種での将来の成長率を見ていくことです。
また、業種の中でも投資を考えている企業が
どこまで成長するのかを見ていく必要があります。
株価でも過去の株価の推移、現在の株価は高いのか安いのか、
安かったらなぜ安いのか、
逆に高かったらなぜ高いのかを見ていきます。
株価指数を見ていくうえでも、
今の市場の動きで妥当な水準なのか、
または安いのか、高いのか、
高かったとしたらなぜ高いのかを見ていくことで
現在投資したほうがいいのか、
またはやめたほうがいいのかを決めていけばいいだけです。
ですが”言うはやすし、行なうはがたし”で
なかなかそうは行かないのが人情です。
<次回に続く>
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