第358回
聯華超市と莎莎国際
香港H株上場、小売企業の聯華超市(コード:0980)が
H株発行をして3億300万香港ドルを調達しました。
発行価格は1株あたり8.80香港ドルで
今回の発行株式総数では3450万株となっています。
この資金は中国主要都市での
大型スーパー、コンビニ店舗の拡大に使われます。
同社は来年の小売市場の完全開放に備えた競争力の強化に向け、
他社買収を加速させています。
また浙江省と河北省で
ハイパーマーケット、スーパーの買収を行う予定です。
また中国では10月1日より国慶節(建国記念日)に入り
大型連休入りし、
香港には中国本土から多くの観光客が訪れています。
その中で香港の観光や小売業界は業績を伸ばしています。
香港で化粧品、薬品を販売している
莎莎国際控股有限公司(ササインターナショナル、コード:0178)
もその1社です。
同社は連休中に売上高が前年同期比25%増となり、
売上げ予測の20%増を超えた数字となっています
聯華超市と莎莎国際(ササインター)は
今後暫くは
業績でも高い伸びを示していける可能性が大きい企業です。
ササインターは、中国で連休になるたびに
香港上場企業として取り上げられます。
それだけ中国人観光客が
香港を訪れている数も増えているのですが、
中国本土自身が少しずつ豊かになっていっているのが判ります。
この2社は長期的には投資を考えることができる企業です。
日本株式市場でも昔のことになりますが、
私自身消費関連、小売企業に投資を考えた事がありました。
イトーヨーカ堂もそうですが、
再建策問題で話題になっているダイエーにしても
購入を検討したことがあります。
無償株にしてもダイエー自身業績の伸びと供に発行していました。
昔の日本は消費拡大に向けてニーズがありましたので、
どの企業も伸びていける業種でした。
現在の中国がその時期にあたります。
今後数年間はどの企業も業績を伸ばしていける立場にあります。
投資を考えたときには勝ち組企業に入り、
生き残っていけるかどうかが問題です。
中国では小売や化粧品などは
消費者のニーズにあった商品や製品を
今後ずうっと提供できるかどうかを見ていけば判断できます。
何も難しいことではなく手近に売っている商品で判断できます。
庶民感覚からも投資判断できる業種です。
まずは中国の国民の
購買欲を誘う商品を提供し続けていく企業なら
投資対象に入ります。
財務内容もしっかりしていればなおいいでしょう。
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