イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第279回
華人置業集団への投資

今回華人置業集団に訪れて同社の説明では
華人置業の社長が直接答えていただいたのと
会計に関しては担当者が、
総勢10名ほどの関係者の出席となっていましたので
詳しい概要を聞くことができました。

同社はこの機会に広報活動を通し、
企業としての知名度と関心を
日本の投資家に知ってもらいたいと考えていました。
確かに印象では悪いものではありませんでしたし、
広報の点でも印象に残った企業です。
また、明日の記事でも書きますが
利福国際は同社の傘下企業で、
そごう百貨店を経営していますので
その宣伝としても効果は充分にあったでしょう。
華人置業は基本的には
非常に堅い投資開発を行っていく企業であることが
見えてきました。
2003年度実績では
不動産物件は50万平方フィートを越える住宅を販売し、
全て市場の平均以上の価格で売れています。

2004年、2005年には7つの開発プロジェクトが完了し
約2500戸の販売が開始されます。

中国では主要都市で北京、上海、シンセン等での
物件開発を行ってきましたが
今後も主要都市を中心に開発していく予定です。

華人置業が開発する物件に関しては一つの条件がついていました。
開発する土地の選定です。
同社は”最高の立地”にあるところ以外へは投資しない
ということです。
華人置業が投資する不動産は
主に立地に恵まれたショッピングセンターやオフィスビルであり、
開発する不動産は中、高級物件で
経済の変動による影響を受けにくく
常に強い需要が見込めるものに限る、ということです。

また賃貸物件では現金が入ってくる他に
今後賃貸し料金収入の増加も見込んでいます。
この点でも今後伸びていきます。

ですが、中国本土での事業展開では
次の日に伺った(18日)天安中国投資(コード:0028)、
またシンセンB株企業の万科企業(コード:200002)が
上場しています。
このような企業と見比べて投資を考える必要があります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年7月2日(金)

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