イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第268回
華潤創業への投資

華潤創業 (チャイナリソーシズ、コード:0291)

2000年からの企業業績推
2003年 2002年 2001年 2000年
売上高 34,655,172 28,822,019 24,196,490 16,810,248
営業利益 1,536,904 1,806,598 2,021,801 2,497,009
当期
純利益
1,726,070 1,609,202 1,465,855 2,454,346
一株
純利益
70 68 60 83

1997年以降の高値と安値
最高値 --- 1997年7月 39.20香港ドル
最安値 --- 1998年8月 4.50香港ドル
今年の安値5月17日 --- 8.10香港ドル


・投資の観点から

コングロマリット(複合企業)は
多くの企業を子会社または傘下企業として持っています。
ですからひとつの企業が赤字でも、また多くの企業が赤字でも
そのほかの企業が黒字の幅が大きければ
経常では収支でプラスになります。
2000年からの企業業績推移を見てみますと
売上高では毎年伸びています。
ですが営業利益では下がってきています。
一株純利益では
毎年それほど大きな伸びをしているわけでもありません。
この企業は売り上げから利益率を上げることが
今までできなかった企業です。
ですから今までを見ていると
投資の対象としては考えにくい企業です。

ですが今回(前回の)第二の鄭州ガス(コード:8099)へ
株式20%を買収に関しては
今後の業績が上がってくる可能性が出てきました。
都市天然ガス事業は今後中国で伸びていける業種です。

また今後を見ていかないと判断できませんが、
(前回の)第三の「蘇果」の株式を追加取得では
大型チェーンスーパーが
今後どこまで伸びていけるかで
収益率の伸びの点でも期待が出てくる可能性があります。
投資対象企業としてはいくら売上が伸びても
収益につながらなければ
その企業は投資できる企業の対称には入りません。
財布ばかりが大きくても中身が無いのでは
投資では投資家が回収できるお金が無いことと同じですから
当てにもできません。
ですから投資はできません。
チャイナリソーシズが
今後財布の中身が膨れていくように変身できれば
投資できる企業として考えることができます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年6月17日(木)

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