第261回
中国は大丈夫なのか
「中国株に投資しても大丈夫ですか?」
「中国はつぶれないですか?」
と、聞かれることがあります。
中国株に投資するということは
中国の政治が安定し、
中国がこの先も間違いなく発展していくことができるのか、
という事でもあります。
ですから「中国がコケたら中国株式市場もコケる」ということで
投資していた株はゼロ円になり手元には何も残りません。
中国では今後いろいろなことが起こるでしょうが、
基本的には発展していくでしょう。
ですから答えは
「リスクはゼロとはいえませんが、
発展していく国への投資では魅力ある市場です。」
という事になります。
では日本の株式市場のほうが安全なのですね、という質問には
次のような返答になります。
中国市場は新興国の市場ですから
日本に比べたら未熟な面があることは確かです。
ですが、過去の日本もこのような市場でした。
そこから日本は復興して今の経済にまで発展したのですが、
中国も現在はそのような国であることは確かです。
ですが発展している段階ですから
いろいろなことが起こってくるのは確かですし
問題のない国などありません。
ですからそのようなリスクをとっても
投資したい方が投資すればいいでしょう。
という事になります。
ですが日本の市場では投資で利益が出しづらい市場です。
理由は簡単で
経済成長のテンポが日本と中国では違ってきているためです。
1990年以降中国の経済は平均で8%以上を維持してきました。
1990年以降日本ではバブルの後遺症でマイナス成長でした。
近年になりやっとプラス成長になってきた国が
今の日本の現状です。
また日本は今後成長する分野の業種が多くあるかというと
そうはいえません。
中国では今後成長していくしかない業種は多くあります。
たとえばインフラ関連の業種でも
日本は暗に大きく成長してしまいましたから
難しくなっていますが、
中国では今後発展していく分野が多くあります。
株式投資で魅力があるのは中国株式市場です。
またほかの意見として、
「中国はこの先崩壊するのではないでしょうか。」
というのがあります。
今の中国を見てみますとそこまで考える必要はないと思います。
中国が発展している間は起こらないでしょう。
考えられるとしたら国の政策で
国民にとり不利益になるようなことがおきた時は
考えなければいけなくなるかもしれません。
また中国の経済成長が頂点に達したときに
その後中国がなお発展していくために
政党でも改革が必要になったときには
崩壊というよりは政治体制が変化する可能性はあると思います。
今はそのような状態ではありませんので
今後も投資できる魅力ある市場に育っていくでしょう。
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