イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第241回
2003年度本決算から、その5

2003年度は鉄鋼企業の業績が最高でした。
各企業を見ていきます。

2003年決算発表より重慶鋼鉄(コード:1053)

売上高 --- 56.9億元 前年比+34.12%
純利益 --- 9.8億元 前年比+241.6%
EPS --- 0.269元

同社を含めて鉄鋼株は上がりました。
今後2、3年は
鉄鋼企業は業績がよくなる可能性が大きくなっています。

馬鞍山鋼鐵(コード:0323)の本決算から

売上高 --- 15,740.35百万元 前年比+43.43%
純利益 --- 2,659.20百万元 前年比+682.74%
EPS --- 0.4119元 前年比+683.08%
配当 --- 0.21元

配当利回りでは現在の株価でも5%以上です。
1年前に比べて株価上昇で
配当利回りで投資できる企業が少なくなりました。
同社は配当利回りで購入できます。

鞍鋼新軋鋼(コード:0347)の本決算から

売上高 --- 14,482.15百万元 前年比+34.76%
純利益 --- 1,433.00百万元 前年比+139.51%
EPS --- 0.484元 前年比+139.60%
配当 --- 0.20元

中国遼寧省鞍山市が本拠地の大手鉄鋼製品メーカーです。
同社は鞍鋼新軋鋼は2003年8月に
世界の鉄鋼グループ・ベスト10(第9位)に入っています。
配当利回りでも現在の株価で5%以上です。

またシンセンB株の
本鋼板材(コード:200761)も業績が順調でした。

売上高 --- 1,121,019.65万元 前年比+44.64%
純利益 --- 52,472.45万元 前年比+36.32%
EPS --- 0.46元 前年比+36.28%
配当 --- 0.2元

同社は中国第4位の超大型国有製鋼企業、
本渓集団の傘下企業です。
配当利回りでも現在約5%です。

鉄鋼業界は今は順調な業績です。
この1、2年間は鉄鋼業界は調子がいいでしょうから
少しでしたら購入できます。
2006年程度まででしたら投資できる可能性があります。
2006年以降は
その近辺まで企業市況の状況を見て判断していく事になります。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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2004年5月11日(火)

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