第196回
預金と株式投資
貯蓄でもそうですが
普通預金と定期預金では利率が違ってきます。
今では過去の話ですが
15年前までは銀行金利でも普通預金でも
1%近くも利子がついていました。
5年、10年の定期でビッグ、ワイドといわれる商品がありましたが
最高の利率の時には9%前後の利回りになりました。
現在では普通預金は0.001%で推移しています。
ですが定期でふつうは0.02%程度の利回りです。
その差は20倍です。
高い定期では0.07%のものもありますので
その差はもっと広がります。
現在では100万円貯蓄しても普通預金では10円程度です。
定期で高いものでしたら100万円で700円になるものもあります。
この間には70倍の開きがあります。
このように預金でも利率だけを見ると大きな開きがあります。
株式投資では企業の利益によって
配当金でも大きな開きが出てきます。
短期投資と長期投資では
投資期間によっても利益率が変動してきます。
利益が上がってくればその分配当金も上がっていきます。
短期と長期では配当に対し結果は違ってきます。
5%の配当を出していた企業が
将来成長し配当金が多くでた場合には
10%〜15%と投資した金額に対して利益率は上がっていきます。
預金と株式投資との違いは
預金では最終的な金額がわかっているのに対して
株式投資では先が読めません。
投資の読みが当たれば30%〜100%も夢ではありません。
ですが読みが外れ配当金がでないときには
ゼロになる可能性もあります。
また、投資した企業が倒産すれば
投資資金はゼロになってしまいます。
ですが実際の銀行でも実は条件は同じです。
極端に言えば銀行が貸し出した企業が全部倒産したなら
銀行はつぶれます。
当然銀行に預金していた人も
手元には1円たりとも戻ってきません。
今の日本ではこのような金融恐慌が起こることを恐れて
預金者に対して最低補償額として
1000万円まで保障する制度を作りました。
ですが、株式投資ではそのような制度は適用されません。
ここが預金と株式投資での違いです。
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