イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第195回
精神的な投資テクニック

個人投資家は
今後中国株式投資をどのように行っていったら
利益が出せるのでしょうか。
株式投資ではテクニック的なことももちろん大事です。
ですが、精神的な投資テクニックが一番大事です。
ここを知っておかないと儲かるものも儲かりません。

株式投資では株価が値上りした時には利益になりますので、
そこで売却したら利益になります。
ですが、投資家によって利益の幅で見ると売却利益が20%の人、
2倍の人、20倍の人、200倍の人、がでてきます。
なぜ利益に対してこのように幅が違ってくるのかというと、
投資に対しての姿勢、判断に対しての考え方次第で
全く違ってくるからで、
それが投資結果に繋がってきます。

株式投資では今の利益を優先するか、先の利益を優先するか、
また、株式市場が好調に上がっていってるときでも
買い増ししていかなくてはいけない時もあります。
逆に株価が下がっているときにこそ
売却しなくてはならない時もでてきます。
答えは一つではなくその状況次第で投資の仕方も変わってきます。

将来株価が上昇していく可能性として考えられることは
中国企業の成長、将来中国の四大銀行上場後の元の兌換、
世界のお金が本格的に中国の株式市場に大量に流入する、等です。

今後投資した企業の株価が値上がりし、
50%、100%ではなく
投資額の株価に対して2倍、3倍、5倍になる。
このようなときが必ず来るでしょう。

ではここで売却した方がいいのか、しない方がいいのか、
実はこのようなときにこそ本当の投資技術が必要になってきます。

長期投資でも投資した企業が
一時的にこの先業績が大きく落ち込むことが予想されたなら
売却も検討できるでしょう。
そして株価が下がったときに買い戻していくことも考えられます。

ですがこのようなことが冷静にできるかというと難しいものです。
「言うは安し行なうは難し」です。

投資家は生身の人間です。
毎日の株価変動にも一喜一憂するのが人間です。
特に自分の投資した企業の株が上がっていったときには
今どのくらい儲かっているのか、
損をしないことを考えるとすぐにでも売却して
利益を得たいと思うでしょう。

こんな時にこそ本当は株式市場を遠くから眺めるような
第三者的な目で見ることが大事です。
世界のお金の流れ、
中国の成長性、
株式市場で今おきていること、
を冷静に判断できれば一番いいのです。
そこから全株売却するか、一部売却か、
また買い増ししていくか、等の
判断を下すことになります。

毎日の株価値上り値下がりを見たときに、株価変動に対して
楽しむ心の余裕があるくらいで丁度いいでしょう。

長期的投資では株価変動はそれほど気にすることではなく、
その業種での成長性、企業の将来性が
大事になっているのが前提です。
山登りでいえば今どの位まで登ってきたのか、
頂上が10合目まであるとすると
投資した企業は今何合目にいるのか、
1合目なのか、5合目なのかを判断して
投資していくことが大事になってきます。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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