第182回
私の投資の仕方から
私自身は電力企業を購入するのに
1996年からずうっと追いかけ続けています。
今も株価が下がったら購入するチャンスだと思っています。
つまり、電力株を追いかけ続けて9年目になります。
2003年には
広東電力(シンセンB株、コード:200539)の株価が
4香港ドルまで下がりました。
もし、3.5香港ドルにまで下がったときには
購入しようとしていましたが、そこまで下がりませんでした。
広東電力は1996年当時
株価が高い時で10香港ドル近辺まで上がっています。
ですが、1999年には2香港ドルを割っています。
広東電力の持ち株数は多くありませんが、
株価が下がったときには
何年もかけて、何回も購入して来ています。
今後も株価が急落した時には購入していく企業候補の一つです。
こう考えると一つの企業に対して
10年以上に渡って投資チャンスを狙っていることになります。
もちろん他の電力企業に関しても
株価が急落したときには購入していくつもりでいます。
このように長期で投資していくことを考えますと、
中国人寿が長期的に見ていった今後も
他の要因で値下がりする可能性もあります。
ですが、中国人寿は毎年1000億元の保険料収入があり、
世界トップ500の中で
中国保険業として初めて選出される可能性が高い企業です。
また今後1年後以降に
A株の株式上場を行なう意向も示しています。
香港市場では、中国人寿保険と中国人民財産を
ハンセン指数構成銘柄に組み入れるか
現在、指数の構成銘柄について検討しています。
このような企業に投資することを考えた時には
目先のマイナス要因(今回の違法資金発覚)で
株価が下がった時には購入するチャンスになります。
このような中国での保険業界で
将来一位、二位を争うトップ企業に関しては
何か事件があって大きく値下がりしたときが購入の時期です。
ですが、このような外部要因ではなくて、
企業収益率が大きく下がったときのような
内部要因で下がる可能性も今後考えられます。
とくに2005年以降
海外の保険会社が中国に相次いで参入して来ますので
その時は業績の伸びが鈍化する可能性が大きくなってきます。
当然株価も下がる可能性があります。
ですが、将来中国で
1位、2位を争う生保の企業になる可能性が大きい企業です。
株価が下がったときには購入しておきたい企業です。
私の広東電力の例でもありますように
投資したい企業に関しては1年、2年で購入して行くのではなく
もっと長い期間で投資を考える。
たとえ10年経っても
まだ投資の魅力がある企業であれば
購入するチャンスを伺い購入していく、
中国人寿保険も
長期で投資を考えてみてもいいのではないでしょうか。
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