第155回
中国人寿保険
中国人寿保険(コード:2628)は
2003年12月18日、香港H株市場に上場しました。
上場するに際しての応募倍率が172倍に達しました。
本来、予定された一般投資家向けの公募枠は5%でしたが、
倍率が100倍を超えたため、20%に引き上げられ、
公募価格で売り出すH株64億7000万株のうち、
20%(12億9411万8000株)が一般投資家に割り当てられ、
80%が国際機関投資家に割り当てられました。
公募価格は3.59香港ドルでしたが、
公開当日の株価は26.04%上回る
4.525香港ドルで引けました。
<企業概要>
中国を代表する生命保険会社です。
中国全域に広がる総合代理店、販売代理店、
専属および非専属代理店からなる
国内最大の販売ネットワークを通じて商品の販売を行っており、
国内生保市場で45%のシェアを確保しています。
2003年6月末時点で、
個人・団体向け生命保険、年金型保険、長期医療保険、は
44万件以上となっています。
<業績>
・売上高(mRMB)、純利益(mRMB)、EPS(RMB)
年 |
2000/12 |
2001/12 |
2002/12 |
売上高 |
48,375.00 |
61,207.00 |
74,308.00 |
純利益 |
-6,990.00 |
-3,295.00 |
-2,250.00 |
増益率(%) |
0.00 |
0.00 |
0.00 |
EPS |
-0.350 |
-0.160 |
-0.110 |
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同社は個人所得の拡大、高齢化、
社会福祉制度の改革などを活かし、
国内全体の生保保険料収入は
1999から2002年に年平均38%伸びています。
個人向け生保分野では51%をシェアをもっています。
個人と団体向けの傷害保険、短期疾病保険を
業務拡大していく予定です。
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