第115回
2回に分けての投資
では投資する金額が100万円あったとして、
2回に分けて50万円ずつ
投資したとしたときはどうでしょうか。
2回に分けたときに、2回とも
大きく株式市場が下がったときに遭遇したとしたなら
大きく利益を膨らませることができるチャンスだったのでしょう。
ですが、最初の100万円のときと同じように
株式市場、または投資した企業の株価が大底だった時がわかるのは
後々のことになります。
またその時が大底だったとしても
株価は企業の業績だけで動くことは少ないものです。
特に中国の市場は国の政策次第では
大きく上がったり下がったりすることが多い市場です。
株式市場ではいくら購入した企業が優良企業だったとしても
株価でみると投資した環境によっては
市場全体が大きく下がる事もあります。
そのような大底の時に購入したとしても、
もっと大きく下がるときがあると思うと
恐怖心で売却してしまうことがあるものです。
ですから、株式投資では
底値で投資したい企業の株を購入することは難しいのです。
それに、そのような底値で購入できたことがわかるのは
数年先になるでしょうから、
過去を振り返ってみた時に実感できる程度だと
考えた方がいいでしょう。
逆に株式投資をしていると
手持ち資金の100万円全額を投資してしまった後に、
今こそが本当に底値であると感じられる、
または実感できる相場が出てくることが多いものです。
その時には
「なんで投資資金のほとんどを
前の投資で使ってしまったのかなあ・・・
今そのお金があれば投資したい企業の株が多く買えたのに」
と、ホゾを噛む人も多いはずです。
投資する金額が100万円あったとして
いったいくらくらいを投資にまわしたらいいのでしょうか。
2回がいいのか、
もっと投資金額を細かくして分散し、20万円ずつの方がいいのか
迷うことと思います。
ではそんな時の為の解決方法はあるのでしょうか。
ここでは明解答はありません。
その時の株式市場の状況と、
投資する人の投資目的、
短期、長期投資にするかによっても変わってきます。
答はここではありませんが、
投資する仕方によっては答えに近づく投資方法はあります。
<次回に続く>
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