第81回
オーシャングランド・ケミカルの将来性
オーシャングランド・ケミカルの売上推移
売上げ(100万香港ドル)
2000年 - 89,673
2001年 - 150,626
2002年 - 246,902
年率平均66%増
粗利益率は18%です。
・オーシャングランド・ケミカルは
電気メッキ薬製造では最大手の企業です。
どの業種でもトップ企業は大きな魅力があります。
ですが、気をつけなければならないのが、
その業種が今後成長していける土壌があるかどうかです。
同社は電気メッキ薬の需要はPCB(プリント配線基板)、宝飾品、
時計、照明器具の製造の需要の伸びとともに
今後延びていきますので業績には期待できます。
さらに、珠海工場が今年の1月に本格稼動しましたが、
準備に2年間を要しました。
工場開設に必要なライセンスの発給手続きには
18ヶ月かかりました。
今後他社が進出するにしても
同等の時間がかかるものと思われますので
新規参入の大きな障壁になってきます。
ですが、同社の従業員数は少なく
今は100人程度だということでした。
売上げ金額が大きいわりに少人数です。
普通、投資ファンドなどは
このような小型企業には買いを入れません。
規模が小さすぎて市場での売買ができないのと、
リスクが大きいのとで
投資家の顧客に説明できないので敬遠されます。
ですが今後の同社の成長には期待が持てますので
企業としての規模が小さいのでリスクはありますが、
投資対象として考えていってもいい企業です。
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