イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第52回
成長銘柄に投資する

分散投資の極意≪その8≫

国家の経済発展のいちじるしい中国において
もっとも成長していく企業に投資をすれば
多大な恩恵を受けることができます。
ではそのような企業はどれだ、といわれると
絶対にこの企業だ、と断定できませんし保障もできません。

ですがそのような企業候補として例をあげれば、
上海B株上場の上海フレンドシップ(コード:900923)の
子会社でレンガ超市(コード:0980)という企業が
6月27日に香港市場に上場しました。
同社は上海の小売業者の中ではトップで、
現在はスーパーマーケット、コンビニエンスストアーを合わせて
1705店舗展開しています。
上場した資金を販売網の拡大にあて
2003年度内にさらに1000店舗オープンする予定です。
さらに2005年度には店舗数を6000店舗にまで拡大させる予定です。
ここまで見ると非常に良い事づくめのように見えますが、
店舗拡大の背景には2005年関税の大幅な引き下げにより
外資参入が見込まれ、それまでに店舗拡大を通じて
対抗していこうとしているのです。
懸念材料としても店舗あたりの販売額の
利益率が低下しているのが気になります。
ですが将来的に同社が小売り企業として
トップの座についたとしたなら
13億人がお客になるのですから
世界一の小売り企業になる可能性も大です。

アメリカで小売り企業といえばいえばウオルマート、
日本ならセブンイレブン、
そして中国ならレンガ超市と言われるようになるかもしれません。
ここで大事なことはいくら将来性のある企業でもリスクはある、
ということです。
株式投資とはリスクがあるかわりにリターンも大きいのです。
コングロマリット、食品、不動産、石油、化学、
医薬、IT、インフラ関係企業、
多くの企業の中で今後大きく発展する企業が生まれてきます。
大事なのはその企業のリスクとリターンを把握して
投資することです。
今までトップ企業、トップ次候補企業、中型、
小型企業、P(私)企業など数十社を紹介してきましたが
この中から多くの企業が大きく成長します。
このほかにも優良企業はたくさんあります。
あとは投資企業を選択し分散投資をするのみです。
そして今後も多くの優良企業が上場してくるのが
今の中国株式市場です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


←前回記事へ 2003年8月19日(火) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ