第48回
超大現代農業
分散投資の極意≪その6≫(続き)
超大現代農業という企業に投資できるでしょうか
まず考えておかなければいけないのが利益率の高さです。
会社は今年も利益率が70%前後になるといっています。
ですが私は40%程度になる可能性もあると思います。
機関投資家の中でも利益率の高さが問題になっており、
農業で果たして70%もの高い利益が出せるものかどうか
疑問の声が上がっています。
それに私企業の場合はトップに何かあった場合は
次の後継者がうまく引き継ぐことができるか、
というリスクがあります。
今後も何か不祥事がでてくる可能性もあります。
ですが同社の成長性の高さも見逃せません。
現在の店舗はアモイ、福州のみですが
今後は中国各都市に店舗展開を行うと発表しています。
同社は生産と直販を行うことにより同業他社より有利です。
同社は米ウオールマートと提携関係も結びました。
米ウオールマートへの売上げは現在1%未満ですが
将来的には5%に高まる予想です。
SARSの問題で
レストランやホテルへの売上げは減少しましたが、
現在は売上げも戻ってきています。
将来的には発展していく可能性の大きな企業です。
企業の収益を見てみますと、
企業名 |
売上高 |
成長率
(前年同期比) |
超大現代農業 |
725,54万元
(2001年6月) |
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1,152,13万元
(2002年6月) |
158%増収 |
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営業利益 |
一株利益 |
株価
(2003年7月第5週) |
PER |
444,03万元 |
29.1セント |
1.50香港ドル |
4.55倍 |
664,78万元
(49.7%増益) |
32.4セント |
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次に同じ私企業のワーサン ガスを見て行きます。
(次回に続く)
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