イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第46回
主役の企業

分散投資の極意≪その5≫(続き)

私は浙江高速道路 の本社に2002年11月に訪れ
インタビューを行いました。
一番印象深かったのが総経理(社長)の方氏の
質問に対しての誠実な答えでした。
ここで私は考えてしまいました。
中国は共産主義国家ですが、日本は自由主義の国です。
ですから、高速道路などは
とうに民営化されていていいはずですが
日本では族議員が既得権を離さず
まだ民営化されてはいません。
いったいどちらの国が自由主義国家か分からなくなってきます。
ですから将来的に伸びていける国は
中国のほうに分があるかもしれません。

インフラに関しては今後も成長していける業種です。
大事なのはインフラ自体の成長が今後どこまで続くかです。
そこまでは投資対象として考えられます。
日本でも過去には石炭、造船業が
時代の先端企業だったこともあります。
時代によって主役の業種も変わります。
高速道路企業に投資を考える場合には
開発している場所が決め手となります。
将来的に成長していける
高速道路の場所が確保できているか見極める必要があります。
電力やガス会社でも条件は同じです。
なお高速道路企業は配当利回りでも購入できます。

上場市場 企業名 株価
(03年7月28日)
配当利回り
(2002年決算実績)
香港 四川高速道路 1.03香港ドル 2.75%
  江蘇高速道路 3.275香港ドル 3.74%
  深セン高速道路 2.275香港ドル 4.97%
  浙江高速道路 3.775香港ドル 3.24%
  安徽高速道路 2.30香港ドル 3.28%
  GZIトランスポート 1.87香港ドル 3.21%
  ロード・キング・
インフラ
5.30香港ドル 4.53%
深センB株 広東高速道路 4.56香港ドル 4.70%


当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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