第37回
集中投資と分散投資
中国株に実際に投資を行うときには
どのような投資方法で投資を行ったら
より効率的な投資ができるでしょうか、
まず集中投資と分散投資、
どちらのほうが投資方法としていいのでしょうか。
集中投資とは投資資金を分散せずに、投資企業を決めたら
その会社に手持ち資金を全部つぎ込み購入します。
分散投資のほうは投資資金を分けて
一つの会社ではなく何社かに分散して投資します。
集中投資の場合は投資結果はすぐに分かります。
その企業が思惑通り成長すれば即利益につながりますが、
期待が外れた場合には利益にはつながりません。
分散投資の場合は投資企業が何社かに分散されており、
投資結果は各企業により違いますから
全体での投資結果を見る必要があります。
では実際に中国株に投資するとしたら
集中投資と分散投資のどちらのほうがいいのでしょうか、
投資家自身の好みと性格にもよって違ってもくるでしょうが、
中国株に投資する場合は集中投資より分散投資のほうが
私はいいと思っています。
中国株式市場の場合は1990年にできた振興市場で、
まだ13年程度の歴史しかありません。
そのような市場では
今後多くの企業が成長していく可能性が大きい市場です。
雨後の竹の子のように
各業種の中から成長していく企業がドンドン出てくるでしょう。
このような時には集中投資だと
そのような企業の成長を指をくわえてみているしかありません。
それでは寂しすぎるのと、株式投資に事故はつきものです。
もし何らかのアクシデントで
投資していた企業の業績悪化、経営不振等に見まわれた場合には
投資資金が大きく目減りしたり、
場合によってはゼロになることだって考えられます。
だからといって数多くの企業に
投資を行えばいいということは絶対にありませんが
これは、と思った企業に対しては
分散して購入したほうがいいでしょう。
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