イラストレーター・小泉鉄造さんが
明かしてくれる、株式投資の虎の巻

第36回
大型企業と小型企業の成長率

各企業のトップ企業は
トップ企業のメリットを最大限に生かした経営を行えます。
トップ企業とはその業種の中では
売上げと利益が大きい企業のことです。
企業の経営者もその力を生かした戦略で
大きな資本で事業展開を行うことができます。
ですから長期的に見ると計画的な事業で
中、小企業より安定した経営が行えます。

ですがトップ企業ならではの短所もあります。
それはその後の成長率の問題です。
日本企業でも第二次大戦後(1944年)
多くの企業が大きく成長してきました。
たとえばソニー、松下、イトーヨーカ堂等の企業の創業時は
小さな町工場であったり小さな八百屋からの出発でした。
ですからそのような会社に投資した投資家も
会社が少しずつ大きくなると同時に
株式配当、配当金でも恩恵を受け資産家になれました。
例えば大型企業で売り上げが1兆円あげている企業があるとすると
10兆円に売上げを伸ばしたとすれば10倍の成長です。
反対に1億円の売上げをあげている小型企業が
1000億円に売上げを伸ばしたとすると1000倍の成長率となり、
大型企業と成長率を比べてみると
10対1000では100倍もの成長率の差が出てきます。

これだけを見ると
小型企業に投資したほうがいいように見えますが
小型企業は大型企業に比べてリスクが高いのも事実です。
ですから安定成長をする大型企業に投資するのと
成長性の高い小型企業に投資するのとでは
投資に対する考え方を変えて投資する必要があります。
実際に投資するときは大型企業と小型企業の
メリット、デメリットを考えておくことが大事です。



当ページは、投資勧誘を目的として作成されたものではありません。
あくまで情報提供を目的としたものであり、一部主観及び意見が含まれている場合もあります。
個別銘柄にかかる最終的な投資判断は、ご自身の判断でなさるようお願いいたします。


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