第3回
目的に応じて集中して投資する
1991年の夏、
サラリーマンからイラストレーターに職を変えたのですが、
1992年の頃より主に家族で、または個人で
海外旅行に出かけるようになりました。
お金に余裕があって行っていたのではなく、
無くとも原稿料が入り、
旅費ができた時点で計画をたて出かけてしまうのですから、
他人から見たらなんとノーテンキな家族だろうと思うでしょうし、
実際、他の家族がこのようなことをやっていたとしたら
私でも今は良くても将来そのツケがくるんじゃあないか、
と思ってしまいますのでその気持ちもわかります。
初めての頃は旅行からかえる飛行機の中で
妻と子供が寝ている側で、
日本に帰ったら果たして仕事があるのか、
生活できるのだろうか、と肘掛をつかみ
ガタガタと震えていたものです。
ですがこれが私の生き方なのでしょう。
私は人生においてやりたいことから順番をつけたとしても、
出来る事はせいぜい2つから4つ程度だと思っていますので
その他のことは切り捨てて上位のやりたいことに集中し、
人生を楽しもうと決めたわけです。
まず、第一番目が仕事と家庭、第二番目海外旅行、
第三番目、中国株式投資、と
ここまでが現在の私のやりたいことベスト3です。
あれもしたい、これもしたいと、多くを抱え込んだとしても、
結局何も身につかず中途半端で
終わってしまうことが多いものです。
株式投資でも同じで、その時の市場の人気株やうわさから
儲かりそうだと判断しても、
実際は企業の実態をよく把握していなければ
結局売買の回数だけが膨らみ
利益に結びつかないことが多いものです。
投資するなら各個人の投資家の目標にあった投資方法と
企業を選び、集中して投資したほうが
最終的に利益に結びつきます。
優良企業で将来性のあるもの、成長性の高い企業、
大型株で安全性を重視する、配当利回りの高いもの、など、
投資家にとり目的にあった
ベストの投資方法に集中して投資する方が納得がいきます。
人生も株式投資も後悔のないようにしたいものです。
|