服飾評論家・出石尚三さんが
男の美学をダンディーに語ります

第878回
5分間の昼寝美容術

時に昼寝をすることがありますか。
私はこう見えても昼寝の名人であります。
まあ、それだけ暇人だということなのですが。
静かな木陰の昼下り、
ハンモックに揺られて昼寝をするのは
気持の良いものです。
まさしくこの世の極楽というものでしょう。

仮にそれが木陰でなくても、
ハンモックでなくても、
睡い時の昼寝はまことに効果的です。
たとえ5分間でも大いにリフレッシュする。
時間の長短よりも
むしろまどろみの深さのほうが重要なのでしょう。
つまり上手な昼寝の方法がきっとあるはずです。

私の方法はいたって簡単で、
睡るふりをすることで、
あっと言う間に本当に睡ってしまう。
要するに最初は寝たふり、
真似、擬態状態であります。
具体的には呼吸がゆっくりと、深くなる。
まぶたの下で瞳が上に上がる。
昼寝の真似がいつしか本物の昼寝になってしまうのです。

けれどもここに問題がひとつあります。
あくまでも短時間の昼寝ですから、
本格的に寝入ったのでは困る。
5分なら5分、10分なら10分で
目が醒めてくれなくては困る。
さて、どうするか。
これは寝る前に潜在意識に言い聞かせるのですね。
いわば心にめざまし時計をセットしておく。
たとえば頭の中に大きな時計の文字盤を思い描いて、
5分後、10分後の針の位置を強く意識する。
たぶんこれで思い通りの時間に
めざめることが出来るはずです。

もしもひとりきりになれる場所で
昼寝ができるなら、目を休ませる。
2枚のコットン・パッドに冷水を含ませて、
目の上に置く。
これもまた気持の良いものです。
またそれ専用の市販品も出ているとのこと。
目のパックがあるなら、
顔のパックがあっても良いではないか。
事実、それがあるのです。
白いシートで、しばらく顔の上に乗せておくと
美容効果があるというのです。

パックを兼ねるか否かは好みの問題として、
ミニ昼寝が美容と健康の味方であることは
間違いないようです。


←前回記事へ 2005年7月22日(金) 次回記事へ→
過去記事へ 中国株 起業 投資情報コラム「ハイハイQさんQさんデス」
ホーム
最新記事へ