| 第122回孤独な職業
 「社長は孤独な職業」、と言われますが、彼らはどのようにして
 その双肩にかかる負荷を軽減しようとしているのでしょうか?
 まず、全ての事柄について意思決定に自分が係わるのではなく、社内の誰かに委ねる事柄を決める。
 但し、一旦委ねた事柄に関しては、
 例えその決定内容が自分の意思に沿わなくても
 それを尊重しなくてはならない。
 次に、仕事の内容に関し、助言してくれる家族を持つ。または、助言には至らずとも、
 少なくとも仕事の内容を理解し、支えてくれる家族を持つこと。
 そのために、家族第一主義とはいかなくとも、
 どこかで家族と過ごす時間を必ずキープしておかなければならない。
 第三に、社長にとっていつも悩ましいのが、来るべき仕事のために休暇を丸ごとキャンセルするか、
 予定を短縮しなければならなくなること。
 先のことを心配してオチオチしていられないのなら、
 いっそのこと仕事を休暇に持っていく。
 その代わり、毎日朝のうちに
 どうしてもこなさなければならない仕事だけを済ませ、
 あとは堂々と休みを楽しむ。
 第四に、もし忙しくて人間ドックに行くヒマも無いというなら、社長仲間同士で
 定期的にヘルスチェックの結果を比べあうという手がある。
 仕事ではなく自分の健康度アップに役立てるためなら、
 競争心理を利用するのも悪くないかもしれない。
 最後に、すべての時間を仕事に注ぎ込むことが、必ずしも会社にとってよいこととは限らない。
 例えば趣味などを通じて、
 仕事以外の世界がどのように動いているかを見ることは、
 視野狭窄に陥らない良い手立てといえる。
 ストレスをを低減する方法のいくつかをあげてみましたが、忘れてはならないこと、
 それは結局、最終的な責任は社長にある、
 ということです・・・。
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