| 第113回子育てへのご意見を紹介します
 長男の教育で悩んでいるお話をコラムに書いたところ、読者の方からメールをいただいたのでご紹介します。
 ―――――――――――――――――――――――石原 新さま、
 息子さんのことでお悩みの由、子育てというのは思うようにならないと申しますので、
 その中で、私も7歳違いの二人の息子を抱えて、
 ハワイや日本国内を、転々としながら、
 ずいぶんと、苦労致しました。
 ただ、本日の配信から、思うところございましたので、
 不躾ながらも、一筆したためることを思い立ちました。
 わたくしには、カウンセラーを、頼った経験はないのですが、ただ、その方々、親ほどには、
 その子を、理解していない筈ですし、責任もないのですから、
 数多くある、ファイルの中から、
 成功例を、取り出して、そちらを、実行するように、
 アドヴァイスするのが、精々なのではないでしょうか。
 ですから、そういうアドヴァイスに、耳を傾けつつも、
 むしろ、あらたなる成功例を、作り出すくらいの気持ちで、
 親の立場にあるものが、冷静に、注意深く、
 その子に対して、その時点に見合った、対応する必要があると、
 わたくしは思います。瞬間瞬間が、勝負なのです。
 また、息子さんの現状を、一元的に見ないことも、大切かもしれません。成績が下がったこと、環境の問題などと、
 一緒にして考えていらっしゃるようですが、
 もしかしたら、それぞれ、個別の問題かもしれない、
 という視点で対応するのも、ひとつではないでしょうか。
 息子さんの現状に対する不安を、それぞれ細分化して、
 それぞれに対策を考えてみられるのは、いかがでしょうか。
 いつも配信を楽しませていただいております。ご健闘を、お祈り申し上げます。
 菅間周子(カンマチカコ)―――――――――――――――――――――――
 
 
 菅間様、メールありがとうございました。
 「親の立場にあるものが」という言葉が非常に重く響きました。
 実は、長男と母親の問題は
 大部分父親である私に責任があると思っています。
 仕事が忙しいことにかまけて、
 「男の子」としての成長を助けてやれていないのではないかと・・・。
 カウンセラーの件ですが、他の職業と同じように、「良いカウンセラー、悪いカウンセラー」が存在すると思います。
 事実、台北アメリカンスクールのあるカウンセラーは、
 殆ど頼りになりません。
 日本のカウンセラーの女性は年配の方ですが、
 長い時間をかけて長男と話し合った後、私と面談しました。
 姿勢として、「長男を何とかしてあげたい」という気持ちが
 充分に伝わってきましたし、アドバイスにも説得力がありました。
 それで、(あくまでも親の責任において)
 サマープログラムに参加させることにしたのです。
 事象を細分化させてそれぞれ対策を考える、というご意見ありがとうございます。
 親にとっては悩みつきませんが、
 いろいろな角度から、
 今後どうしたら良いか考えていきたいと思います。
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