| 第44回喘息・花粉症でお悩みの方は台湾へお越し下さい?
 あなたは、他所の土地の気候にすぐなじめる方ですか?台湾への移住は、まず私の仕事に大きな変化をもたらしましたが、
 家族の生活も大きく変わったことは言うに及びません。
 ただ、気候の点では、皆、
 あまり問題なくなじむことができたようです。
 オグラ技研は長野県にあり、4月の平均気温は10℃前後で、台湾に向け出発した日などは名残雪にあったほど寒かったのに、
 台北では20℃を越える暖かさ(暑さ?)で、
 4月初旬にして半袖短パンOK
 (北京語で「没問題」=問題なし)という、
 雪国出身者には
 まさに南国パラダイスの雰囲気が嬉しかったのを憶えています。
 住む部屋を探していたとき気がついたのですが、どの広告チラシを見ても、
 「南向き」とか「陽当たり良好」といった
 日本のマンション物件では必須の宣伝文句が見当たらず、
 いちいち「この部屋はどっち(の方角)向きですか?」と尋ねて、
 台湾人の不動産屋さんに怪訝な顔をされたものでした。
 考えてみれば、亜熱帯に位置する台北の陽射しは非常に強く、
 下手に南向きの部屋に住んだら夏はとても暑くて大変なので、
 現地の人はそのような意味での方角にこだわらないのでした。
 (もっとも北向きの部屋を選ぶと、
 暖房器具がないと冬は寒くてかなわないのですが)
 また、私の家内は長年喘息と花粉症に悩まされており、もし今年あたり日本にいたら
 大変なことになっていたと思われるのですが、
 台湾に移ってから、なぜかほとんど痒み、
 ひどい咳き込みや発作に襲われることがなくなりました。
 台湾では熱帯性の常緑広葉樹が主ですが、
 山に行くと台湾スギやひのきなども生育しており、
 また台北市内は盆地でありながらオートバイが多いため、
 排ガスによる大気汚染がひどいと聞いていたので、
 ちょっと意外でした。
 私自身は目にドライアイ気味のアレルギーを持っていましたが、
 湿度が高いためかあまり痒くなくなりました。
 尚、一時期花粉症に凍頂烏龍茶が効果があると評判になり、私も友人に頼まれて送ってあげたことがありましたが、
 結果がどうだったか、残念ながら聞けておりません・・・。
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